抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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組込みシステムアーキテクト養成プログラムについて,実施現場の様子や修了生の活躍事例などを交えながら紹介した。組込みシステムの複雑化や規模増大により,開発組織が技術領域ごとに分断されることが増え,技術領域を横断した設計案を案出し,プロジェクトを推進できる人材をOJT中心で育成することが困難になっている。このような問題意識から本プログラムでは,企業に所属してある程度経験を積んだ技術者を対象として,組込みシステムアーキテクトの養成に取り組んでいる。本プログラムは,浜松市と静岡大学が中心となって文部科学省科学技術戦略推進費「地域再生人材創出拠点の形成」プログラムに応募し,2008年度に採択された。本稿では,本プログラムの内容として,合宿形式によるリビング・グループの形成や概念の適用を促進するPBLについて述べ,本プログラムの成果を現場にフィードバックして活用した事例などの教育成果を紹介した。