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J-GLOBAL ID：201502208939442781   整理番号：15A0683862

北海道産日本短角種における肉質の生産方式間比較

著者 (4件)： 山口悠 (帯広畜産大) ,  清水成洋 (帯広畜産大) ,  島田謙一郎 (帯広畜産大) ,  口田圭吾 (帯広畜産大)
資料名： 日本畜産学会報
巻： 86  号： 2  ページ： 183-189  発行年： 2015年05月25日 
JST資料番号： F0902B  ISSN： 1346-907X  CODEN： NICKA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本短角種は他の和牛に比べ子育て適性があるなど優れた母性能力を持ち,これを活かした生産方式として経産肥育が考えられる。経産牛の枝肉価値は一般的に低く評価されることから,経産肥育牛の肉質を調査するため,去勢,未経産および経産廃用と比較した。去勢6頭,未経産12頭,経産廃用および経産肥育それぞれ10頭のロインブロックを用い,枝肉格付8形質,枝肉画像解析9形質および理化学分析16形質について分析した。画像解析および理化学分析において,視覚的に判断可能な肉質および一般組成で経産肥育と未経産および去勢の間に差はみられなかった(P>0.05)。また,ほとんどの分析項目において経産廃用のみが特異的な数値であり,牛枝肉取引規格において好ましくない結果となった。このことから,経産牛であっても1~2産であれば肥育を行うことで未経産や去勢と遜色ない肉質が得られることが明らかになった。(著者抄録)

シソーラス用語： *肉牛 ,  *食品特性 ,  *品質 ,  牛肉 ,  枝肉 ,  食品分析 ,  北海道 ,  肥育 ,  分析 ,  画像分析 ,  廃棄物処分 ,  産次 ,  去勢 ,  生物学的比較 ,  生産方式 ,  分娩
準シソーラス用語： 経産廃用 ,  経産肥育 ,  *肉質 ,  *日本短角種 ,  未経産 ,  理化学分析

分類 (3件)： 生肉の品質と処理  (FJ12032O) ,  食品の分析  (FJ01030U) ,  牛  (FD02020Y)

引用文献 (20件)：

• AOAC. 2003. Official Methods of analysis of AOAC International, 17th edn. Association of Official Agricultural Chemist. Washington, DC.
• Aro-Aro JM, Nyam-Osor P, Tsuji K, Shimada K, Fukushima M, Sekikawa M. 2010. The effect of starter cultures on proteolytic changes and amino acid content in fermented sausages. Food Chemistry 119, 279-285.
• Bendall JR. 1975. Cold-contracture and ATP-turnover in the red and white musculature of the pig, post mortem. Journal of the Science of Food and Agriculture 26, 55-71.
• Field R, McCormick R, Balasubramanian V, Sanson D, Wise J, Hixon D, Riley M, Russell W. 1996. Growth, carcass, and tenderness characteristics of virgin, spayed, and single-calf heifers. Journal of Animal Science 74, 2178-2186.
• 北海道農政部食の安全推進局畜産振興課.2014.北海道の肉用牛をめぐる情勢.北海道農政部,北海道,[2014年3月アクセス].http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/tss/31/nikuyougyu/nikuyougyu2601.pdf

タイトルに関連する用語 (4件)： 北海道 ,  日本短角種 ,  肉質 ,  生産方式