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J-GLOBAL ID:201502214107531467   整理番号:15A1351205

クニマスの生態解明及び増養殖に関する研究(第3報)

Studies on the ecology and aquaculture of Kunimasu (Oncorhynchus kawamurae) in Lake Saiko.
著者 (14件):
資料名:
号: 10  ページ: 43-65  発行年: 2015年07月 
JST資料番号: F1256A  ISSN: 2187-1728  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2010年に西湖で冉発見されたクニマスの保全及び活用を図るため,資源生態調査及び養殖試験を行った。10月1日を基準とした西湖のクニマス資源量は,2012年が5,397-6,079-7,501尾,2013年が4,979-5,459-6,384尾(それぞれ寿命6才-5才-4才の場合)と推定された。釣獲されたクニマスの年齢組成は,2012年の1,2才から2013,2014年は3,4才にシフトし,年級群の豊凶に伴う変動のあることが示唆された。クニマス及びヒメマスの成魚は表層から中層,ヒメマスの稚魚は底層と,体サイズにより生息水深が異なり,成魚及び幼魚ではカブトミジンコ,ヒメマス稚魚はケンミジンコ類を主要な餌生物としていた。また,動物プランクトンの少ない時期はユスリカ蛹などベントス,ヒメマスでは落下した陸生昆虫も利用していた。西湖のクニマスの産卵環境は50m2程度の砂礫地に依存し,産卵場湖底湧水の保全のため,地下水の層構造を解明する必要があると考えられた。養殖試験の結果,1才時にはクニマス,ヒメマス両種は同等の成長を示したが,2才以降ヒメマスに比ベクニマスの成長が滞り,生残率も低かった。ヒメマスは満3才となる2014年10-11月に90%の個体が成熟に伴いへい死したのに対し,クニマスは2014年9月から2015年3月までの長期にわたり5%の個体が成熟したのみであり,クニマスはヒメマスに比べ産卵期が長く,また成熟年齢も異なることが明らかとなった。クニマスとヒメマスを人為的に交配したところ,正逆いずれの組み合わせにおいてもふ化仔魚が得られ,両種の雑種は生存性を有することが明らかとなった。クニマス代理親魚を作出するため,凍結した精巣から調整した生殖細胞をヒメマスに移植したところ,移植細胞の生着が確認された。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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魚類  ,  増養殖の技術  ,  個体群生態学 
引用文献 (26件):
タイトルに関連する用語 (4件):
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