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J-GLOBAL ID：201502217966683812   整理番号：15A1070801

大型振動実験による丸太打設の液状化対策効果

EFFECT OF LOG PILING METHOD FOR LIQUEFACTION COUNTERMEASUREAS BY LARGE-SCALE SHAKING TABLE TEST

著者 (5件)： 沼田淳紀 (飛島建設株式会社 技術研究所) ,  村田拓海 (飛島建設株式会社 技術研究所) ,  RIAZ Saima (Univ. of Engineering and Technol. Lahore) ,  三村佳織 (兼松日産農林株式会社 ジオテック事業部) ,  原忠 (高知大学)
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 71  号： 4  ページ： I.274-I.283 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 筆者らは,木材を長期間用いることが地球温暖化緩和策および林業再生の具体策になることから,丸太打設による液状化対策の開発を行ってきている.この方法の液状化対策効果に対する検討を行うために,大型土槽を用いた大型振動実験を実施した.この結果,丸太打設による液状化対策が密度増大によるものと同等以上に効果があること,この効果は丸太間の密度増加や水平土圧の増加によると考えられることなどの結果を得た.本論文では,さらに,密度に対して丸太打設による液状化対策効果を定量的に把握するために,地盤内の応力ひずみ関係,丸太間地盤のサウンディング結果の検討,要素試験結果との比較を追加した.この結果,丸太打設による液状化対策は,純粋に密度増加のみにより対策された地盤よりも,相対密度が60%以上の範囲で数倍以上の効果があることを明らかした.(著者抄録)

シソーラス用語： *液状化 ,  木材 ,  *木杭 ,  模型試験 ,  軟弱地盤 ,  相対密度 ,  *地盤改良 ,  密度依存性 ,  応力歪特性 ,  砂地盤 ,  過剰間隙水圧 ,  地盤沈下 ,  振動台試験 ,  コーン貫入試験 ,  剪断歪 ,  水平変位 ,  地震応答 ,  有効応力 ,  応力経路 ,  深さ分布 ,  剪断応力 ,  林業 ,  災害対策 ,  スウェーデン式サウンディング ,  液状化対策 ,  応答加速度 ,  丸太 ,  土槽試験 ,  動的コーン貫入試験 ,  動的サウンディング ,  応力-歪 ,  特性 ,  産業
準シソーラス用語： 防災対策 ,  応力歪関係 ,  農林業

分類 (2件)： 土圧,土の動的性質,地盤の応力と変形  (RA03060A) ,  地盤改良,土質安定処理  (RA07060C)

引用文献 (15件)：

• 環境省:IPCC 第 5 次評価報告書の概要-第 1 作業部会(自然科学的根拠)-,2013.
• 富松 義晴,沼田 淳紀,濱田 政則,三輪 滋,本山寛:持続可能社会へ向けた土木事業における木材利用の提案,土木学会論文集 F4(建設マネジメント),Vol.68,No.2,pp.80-91, 2012.
• 若松加寿江:2011 年東北地方太平洋沖地震による地盤の再液状化,日本地震工学論文集,第 12 巻,第 5 号,pp.69-88, 2012.
• 三輪滋,筒井雅行,本山寛,池田隆明,沼田淳紀:2011 年東北地方太平洋沖地震における関東地方の液状化被害調査, 第 31 回土木学会地震工学研究発表会講演論文集,CD6-191, 2011.
• 地震調査研究推進本部地震調査委員会:南海トラフの地震活動の長期評価(第二版),2013.

タイトルに関連する用語 (4件)： 大型 ,  振動実験 ,  丸太打設 ,  液状化対策