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J-GLOBAL ID：201502220035685596   整理番号：15A1401342

物理・生態システムさらには人間システムのつながりをモデルで描く

著者 (8件)： 高橋潔 (環境研 社会環境システム研究セ) ,  三枝信子 (環境研 地球環境研究セ) ,  及川武久 ,  河宮未知生 (海洋研究開発機構) ,  羽島知洋 (海洋研究開発機構) ,  山中康裕 (北大 大学院地球環境科学研究院) ,  平田貴文 (北大 大学院地球環境科学研究院) ,  阿部彩子 (東大 大気海洋研)
資料名： 地球環境  (Global Environmental Research)
巻： 20  号： 2  ページ： 135-142  発行年： 2015年 
JST資料番号： L3597A  ISSN： 1342-226X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： IGBPコアプロジェクトの1つであるAIMESは,システムを構成する個別要素の挙動理解やモデル化を基礎としつつ,その個別要素に関する理解を統合化して相互作用を考慮することで,要素別には捉えられない挙動まで扱う地球システム科学の推進に取り組んできた。本稿の目的は,AIMES及びその前身プロジェクトの活動概要について,特に連携して実施されたモデル比較評価研究群に焦点を当てて紹介するとともに,今後の展開について論ずることである。AIMESの活動は,近年,社会経済モデルと地球システムモデルの統合など,自然科学と人文社会科学の連携をより明確に志向してきている。その連携は,我々人類がかつてなく大規模に地球システムに作用し負荷を与え,その結果としてさまざまな問題が生じつつあることを強く懸念し,その問題の解決・管理のために必須であるがゆえに,志向されるものである。(著者抄録)

シソーラス用語： *地球環境 ,  システム ,  *気候変動 ,  研究 ,  国際協力 ,  *生物地球化学的循環 ,  循環 ,  *生態系 ,  *社会システム ,  システムモデル ,  大気大循環モデル ,  モデル ,  プロジェクト
準シソーラス用語： *IGBP ,  *学際研究 ,  研究プロジェクト ,  国際共同研究 ,  生物地球化学モデル ,  大循環モデル ,  *地球システム ,  *地球システムモデル ,  *地球環境変化

分類 (3件)： 気候学,気候変動  (DC05140T) ,  地球化学一般  (DD01010E) ,  環境問題  (SA01020V)

引用文献 (20件)：

• van der Leeuw, S. (2013) AIMES2.0: Towards a global earth system science. Global Change, Issue 81, 10-13.
• IPCC (2013) Climate Change 2013: The Physical Science Basis. Contribution of Working Group Ito the Fifth Assessment Report of the Intergovernmental Panel on Climate Change. Cambridge University Press.
• Costanza, R., S. van der Leeuw, K. Hibbard, S. Aulenbach, S. Brewer, M. Burek, S. Cornell, C. Crumley, J. Dearing, C. Folke, L. Graumlich, M. Hegmon, S. Heckbert, S. T. Jackson, I. Kubiszewski, V. Scarborough, P. Sinclair, S. Sörlin and W. Steffen (2012) Developing an Integrated History and future of People on Earth (IHOPE) . Current Opinion in Environmental Sustainability, 4 (1) , 106-114.
• van Vuuren, D. P., J. Edmonds, M. Kainuma, K. Riahi, A. Thomson, K. Hibbard, G. C. Hurtt, T. Kram, V. Krey, J. Lamarque, T Masui, M. Meinshausen, N. Nakicenovic, S. J. Smith and S. K. Rose (2011) The representative concentration pathways: an overview. Climatic Change, 109, 5-31.
• 及川武久・山本 晋(編)(2013)陸域生態系の炭素動態 地球環境へのシステムアプローチ. 京都大学学術出版会.

タイトルに関連する用語 (4件)： 物理 ,  生態システム ,  人間 ,  モデル