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J-GLOBAL ID：201502226818183809   整理番号：15A0227655

樹脂-金属接合射出成形品の接合強さに与える成形条件の影響

著者 (5件)： 瀬戸雅宏 (金沢工大) ,  朝見芳弘 (ダイセルポリマー 技術開発セ) ,  板倉雅彦 (ダイセルポリマー 技術開発セ) ,  田中宏明 (金沢工大) ,  山部昌 (金沢工大)
資料名： 成形加工  (プラスチック成形加工学会誌)
巻： 27  号： 2  ページ： 68-74  発行年： 2015年01月20日 
JST資料番号： L3123A  ISSN： 0915-4027  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 金属と樹脂を接合する方法の一つとしてインサート射出成形法がある。本報では射出成形中に金属表面の凹凸に流れ込む樹脂流動挙動を高速度カメラで観察するとともに,樹脂と金属のせん断接合強度に与える射出速度,金型温度,樹脂温度の影響を検討した。金属は凹凸形状加工したアルミニウム板を,樹脂はポロプロピレンを用い,射出成形機で試料を作成した。さらに成形中の樹脂圧力をセンサーで測定した。その結果,射出速度が速いほど接合部での固化層の成長が遅くなり,接合部の凹凸部に樹脂が流れ込みやすくなり接着強さが向上することが分かった。また金型温度を高くするか,樹脂温度を高くしても同様の効果が得られた。表面の凹凸部に流れる樹脂の流動挙動を観察した結果,フローフロントが通過した直後では樹脂は凹凸部の上を通過し,凹凸部への樹脂の流れ込みは確認できなかった。流動の進展とともにキャビティ内に樹脂が完全に充填されると流動抵抗が大きくなり,樹脂圧力が高くなって凹凸部にも樹脂が流れ込むことが分かった。

シソーラス用語： *射出成形 ,  *高分子加工 ,  付着強さ ,  剪断強さ ,  表面構造 ,  流動解析 ,  ポリプロピレン ,  金属板 ,  温度 ,  温度依存性 ,  加工条件 ,  流れの可視化 ,  接合部 ,  流動 ,  表面粗さ ,  インサート金属 ,  高分子加工用型 ,  射出成形機 ,  高分子加工機
準シソーラス用語： アルミニウム板 ,  *インサート成形 ,  金型温度 ,  樹脂流動

分類 (1件)： 射出成形  (YH04050Y)

引用文献 (17件)：

• 大聖泰弘:NTN TECHMCAL REVIEW,79,2(2011)
• 山田岳大,村田泰彦,横井秀俊:成形加工,21(10),633(2010)
• 柿島浩徳,瀬戸雅宏,山部昌:成形加工,25(12),585(2013)
• 柿島浩徳,瀬戸雅宏,山部昌:成形加工シンポジア13,281(2013)
• 高木辰彰:成形加工,18(1),67(2006)

タイトルに関連する用語 (4件)： 金属接合 ,  射出成形品 ,  接合強さ ,  成形条件