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J-GLOBAL ID:201502227037465996   整理番号:15A0303251

国会会議録コーパスを用いたオノマトペ使用の地域比較

Cross-regional comparison of mimetic word uses based on the Minutes of the Diet of Japan
著者 (5件):
資料名:
巻: 30  号:ページ: 274-281 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: U0128A  ISSN: 1346-8030  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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著者の1人は以前に直感に基づく傾向として,「近畿圏出身者はオノマトペの使用頻度が他地域よりも高い」との素朴理論について,Webに基づく主観的な使用頻度調査を行った。本論文では,前記調査では実際の使用頻度を必ずしも正確に反映していない可能性があることなどを踏まえ,客観的データとしての話し言葉コーパスの分析を試みた。具体的には,国会会議録データベースに含まれるオノマトペを抽出し,1000件以上の発言をしている発言者のうち出身地が判明した人の中で,発言内容にオノマトペが含まれた発言者を地域別に分類した。また,オノマトペ全体に対して各地域における平均オノマトペ使用頻度を算出・比較したところ,近畿圏出身者の使用頻度が特に高いわけではなかった。そこで,1)重複型,2)強意型,3)「り」語尾型といったオノマトペの形態的特徴ごとに頻度差を調べ,使用頻度が十分大きかった2)のオノマトペの使用頻度を地域比較した。その結果,「しっかり」,「はっきり」,「きっちり」などの2)のオノマトペは近畿圏において突出して頻度が高くなった。さらに,非オノマトペである副詞の使用頻度についても調べたが,地域差は認められなかった。
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分類 (1件):
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情報加工一般 
引用文献 (15件):
  • [Akita 15] Akita, K., Nakamura, S., Komatsu, T., and Hirata-Mogi, S: A quantitative approach to mimetic diachrony, Japanese/Korean Linguistics 22, Stanford: CSLI Publications. (2015)
  • [平田 12a] 平田 佐智子: 日常会話におけるオノマトペ使用に関する調査,日本心理学会第76回大会論文集, (2012)
  • [平田 12b] 平田 佐智子,秋田 喜美,小松 孝徳,中村聡史,藤井 弘樹,澤井 大樹: オノマトペに対する意識の地域比較,第26回人工知能学会論文集,(2012)
  • [黄 09] 黄 慧: 日本語のオノマトペに後続する助詞について-「と」と「に」について-, コーパスに基づく言語学研究報告, No.1, pp. 267-285, (2009)
  • [Kakehi 96] Kakehi, H., Tamori, I., and Schourup, L.: Dictionary of Iconic Expressions in Japanese, Berlin/New York: Mouton de Gruyter (1996)
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タイトルに関連する用語 (5件):
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