文献

J-GLOBAL ID：201502238363124475   整理番号：15A0498900

連続繊維(FRP)板の接着による水中・海中コンクリート構造物の補修補強工法の開発に関する研究

著者 (3件)： 三上浩 (三井住友建設 技術開発セ) ,  栗橋祐介 (室蘭工大) ,  小室雅人 (室蘭工大)
資料名： 室蘭工業大学地域共同研究開発センター研究報告
号： 25  ページ： 12-18  発行年： 2015年02月 
JST資料番号： L5514A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： RC梁の水中接着補強工法を確立するために,エポキシ系樹脂を含浸したAFRPシートと水中硬化型接着樹脂を用いて水中巻付けせん断補強したRC梁の静載荷実験を行った。その結果,以下の知見を得た。1)水中せん断補強により,せん断破壊型の破壊形式を曲げ破壊式に移行可能である。2)水中せん断補強したRC梁は,気中せん断補強した梁とほぼ同程度の耐荷性能を発揮する。3)施行・養生環境にかかわらず,AFRP帯幅を広くすることで,ひび割れの開口やAFRP帯に発生するひずみの抑制効果が大きくなる。

シソーラス用語： *繊維強化プラスチック ,  *梁 ,  剪断破壊 ,  建設工法 ,  鉄筋コンクリート構造 ,  *海中コンクリート ,  *耐震補強 ,  接着 ,  プラスチックシート ,  アラミド繊維 ,  補強材料 ,  エポキシ樹脂 ,  載荷試験 ,  亀裂 ,  歪分布 ,  破壊モード
準シソーラス用語： AFRP ,  AFRPシート ,  RC梁 ,  外付耐震補強 ,  曲げ破壊 ,  接着工法 ,  接着樹脂 ,  補強工法

分類 (1件)： 橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X)

引用文献 (5件)：

• 三上浩,岸徳光,栗橋祐介:水中硬化型接着樹脂とAFRP版を用いて水中補強したRC梁の静載荷実験,コンクリート工学年次論文集,Vol.32,pp.1327-1332,2010.
• 河本幸子,栗橋祐介,三上浩,岸徳光:AFRP板水中巻付け補強によるコンクリート円柱の耐荷性能向上効果,コンクリート工学年次論文集,Vol.35,No.2,pp.1315-1320,2013.
• 土木学会:コンクリート標準示方書[設計編],土木学会,2007.
• アラミド補強研究会:アラミド繊維シートによる鉄筋コンクリート橋脚の補強工法設計・施工要領(案),1998.
• 土木学会:連続繊維シートを用いたコンクリート構造物の補修補強指針,コンクリートライブラリー101,2000.

タイトルに関連する用語 (9件)： 連続繊維 ,  FRP ,  水中 ,  海中 ,  コンクリート構造物 ,  補修 ,  補強工法 ,  開発 ,  研究