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J-GLOBAL ID：201502240845140162   整理番号：15A0271324

今,地球はどうなっているのか?「地球規模の環境問題」地球温暖化のハイエイタスが自然変動によるものならば人為起源の温暖化の将来予測は過大評価となる

著者 (1件)： 田中博 (筑波大)
資料名： 伝熱  (Journal of the Heat Transfer Society of Japan)
巻： 54  号： 226  ページ： 12-15  発行年： 2015年01月01日 
JST資料番号： Y0128A  ISSN： 1344-8692  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地球温暖化に影響を与える因子を評価し,それに占める自然変動の役割が過小評価されていることを説明した。初めに,地球温暖化のハイエイタス(停滞)問題について述べ,ハイエイタスが主に自然変動によることを説明した。ついで,IPCC報告では温暖化の将来予測が過大評価されており,20世紀後半の急激な温暖化は,総てが二酸化炭素の影響ではなく,その半分は自然変動によるものであることを示した。最後に,温暖化研究における科学者の役割として,中立公正な立場で温暖化の真相が論議されることの必要性を示唆した。

シソーラス用語： 社会問題 ,  *地球温暖化 ,  *変化 ,  ヒューマンファクタ ,  *長期予報
準シソーラス用語： ハイエイタス ,  環境問題 ,  *気候予測 ,  *自然変動

分類 (1件)： 環境問題  (SA01020V)

引用文献 (7件)：

• 大橋正弘・田中博,地球温暖化予測モデルに見られる北極振動の解析的研究,天気,56 (2009)743-753.
• 田中博,北極振動と地球温暖化 - 地球温暖化が示す不都合な真実,てんきすと,(2010)66号,67号.
• 近藤洋樹,地球温暖化予測の最前線,成山堂 (2009).
• Trenberth, K.E. and J.T. Fasullo, Earth's Future, 32 (2013).
• Kosaka, Y. and S.-P. Xie, Nature, 501 (2013) 403-407.

タイトルに関連する用語 (10件)： 地球 ,  地球規模 ,  環境問題 ,  地球温暖化 ,  ハイエイタス ,  自然変動 ,  人為起源 ,  温暖化 ,  将来予測 ,  評価