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J-GLOBAL ID：201502247672609610   整理番号：15A0536331

流体物理洗浄(1)基本概念と微粒子の付着力

著者 (2件)： 真田俊之 (静岡大 大学院工学研究科) ,  渡部正夫 (北大 大学院工学研究院)
資料名： Chemical Times  (Chemical Times)
巻： 2015  号： 2  ページ： 17-23  発行年： 2015年04月01日 
JST資料番号： G0724A  ISSN： 0285-2446  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 流体の物理的作用を活用して洗浄を効率化する手法を紹介する。洗浄される物質が表面に付着する力にはvan der Waals力,毛管凝集による液架橋力などがある。洗浄のためvan der Waals力を弱めるには表面を粗くする。液架橋力を弱めるにはWet洗浄や加熱が有効である。微粒子の付着モデルとして,弾性体の球が平板に接触する場合のJKR理論や,接触面積周囲の引力を考慮するDMTモデルなどがある。実際に,ガラス微粒子をガラスプレートに付着させて付着力(洗浄力)を測定し,これらのモデルを評価すると,付着力は粒径から理論で導かれるように10^-7~10^-6Nだった。加速度を加える場合,その手段が遠心力よりも圧力振動の方で除去率が大きくなった。これは,粒子が小さくなれば遠心力などの体積力よりも圧力振動などの面積力が勝ることを反映する。しかし,除去はJKR理論やDMTモデルでの予測結果と異なり,せん断流れでの粒子の除去には,粒子の浮き上がりや滑走よりも回転運動が有効であることが考慮されていなかった。

シソーラス用語： *機械的洗浄 ,  ブラスト洗浄 ,  van der Waals力 ,  界面張力 ,  *付着力 ,  微粒子 ,  ガラスビーズ ,  剪断流 ,  振動 ,  圧力変動 ,  遠心力 ,  加速度 ,  回転 ,  粒度依存性 ,  加熱 ,  洗浄 ,  表面粗さ ,  面積 ,  圧力振動 ,  接触面積 ,  浄化
準シソーラス用語： DMTモデル ,  JKR理論 ,  液架橋力 ,  空気洗浄

分類 (1件)： 集塵  (XD02100D)

引用文献 (18件)：

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タイトルに関連する用語 (5件)： 流体物理 ,  洗浄 ,  概念 ,  微粒子 ,  付着力