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J-GLOBAL ID：201502252793731688   整理番号：15A0395755

東北地方における近年の松くい虫被害拡大の実態と防除対策

著者 (1件)： 中村克典 (森林総合研 東北支所)
資料名： 林業と薬剤  (Forestry Chemicals)
号： 211  ページ： 1-9  発行年： 2015年03月20日 
JST資料番号： G0376B  ISSN： 0289-5285  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 実際に東北地方で松くい虫研究にあたっている筆者からすると,そのイメージは一部正しいが,一部事実と異なる。その背景として,西南日本では比較的単純明快な発生,拡大様相を見せる松くい虫被害が,東北地方の自然条件,社会条件の下で変容し,何かと複雑になり,伝わりにくい部分があると推測された。各地の状況では,東北の各県について記載した。

シソーラス用語： 東北地方 ,  *マツノマダラカミキリ ,  *植物病害 ,  アカマツ ,  クロマツ ,  マツ属 ,  広葉樹林 ,  森林被害 ,  損害 ,  *害虫防除
準シソーラス用語： *マツクイムシ ,  *マツ材線虫病 ,  リュウキュウマツ ,  害虫被害 ,  *病害虫防除

分類 (2件)： 森林生物学一般  (FF02010T) ,  線虫による植物被害  (FC04073L)

引用文献 (9件)：

• 東北林業試験研究機関連絡協議会保全部会(2008)東北地方におけるマツ材線虫病とマツノマダラカミキリの分布変遷.森林総合研究所研究報告17(3): 139-158.
• 東北林業試験研究機関連絡協議会保全部会(2014)東北地方におけるマツ材線虫病とマツノマダラカミキリの分布変遷:2007年度~2011年度の分布変遷.森林総合研究所研究報告13(4):335-343.
• 中村克典・小谷英司・小野賢二(2012)津波被害を受けた海岸林における樹木の衰弱・枯死.森林科学66:7-12.
• 相川拓也・中村克典・市原優・前原紀敏・水田展洋(2013)同一マツ枯死木から脱出したマツノマダラカミキリ成虫が保持するマツノザイセンチュウ数の変異:津波被害によって発生した枯死木の事例.森林防疫62(4):130-134.
• 小林一三(2004)松くい虫被害の研究および対策の今昔物語(2)冷涼な地に適した防除システムの構築に向けて.林業と薬剤171:7-10.

タイトルに関連する用語 (5件)： 東北地方 ,  松くい虫 ,  被害 ,  拡大 ,  防除対策