抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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筆者らは,太陽光発電(PV)の出力に関して,気象データを特徴項目としたT法(1)による予測を試みてきた。本稿では,予測対象と非線形の関係を有する特徴項目の扱いについて検討した。具体的には,現在時刻までの各種情報から1時間後のPV出力の予測を行った。まず,特徴項目として気象観測所の観測データ,PVシステムでの観測データなどの基本15項目に,基本項目の1~3時間変化量を追加したことなどを述べた。次に,この特徴項目と信号値でSN比が求められるが,その際,両者に強い関連があった場合に,非線形特徴項目の寄与が大きくなるように3次式による変数変換を行ったことを述べた。そして,単位空間や信号データとして,約11か月のデータから,その翌月の1か月のPV出力を予測した。その結果,予測精度の検証や,特徴項目の重要度評価から,単位空間や信号データに予測対象の直近の期間を含めること,予測対象と非線形な項目に対して変数変換を行うことなどが,予測精度向上に有効であるとした。