特許
J-GLOBAL ID:201503011460734245

マンガンニッケルチタン複合水酸化物粒子とその製造方法、および、非水系電解質二次電池用正極活物質の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人貴和特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-092288
公開番号(公開出願番号):特開2015-140297
出願日: 2015年04月28日
公開日(公表日): 2015年08月03日
要約:
【課題】二次電池の正極活物質として用いた場合に、その高出力化が可能である、スピネル結晶構造を有するリチウムマンガンニッケルチタン複合酸化物粒子からなる正極活物質の前駆体であるマンガンニッケルチタン複合水酸化物粒子を提供することを目的とする。【解決手段】晶析反応によって、MnおよびNiを含有し、Tiを含有しない混合水溶液1と、アルカリ水溶液と、アンモニウムイオン供給体を含む水溶液とを混合し、pH値を12.0〜14.0に制御し、酸化性雰囲気下で核生成を行う核生成工程と、核生成工程で生成された核を含む水溶液のpH値を10.5〜12.0に制御し、粒成長を行う粒子成長工程とを備える製造方法により、マンガンニッケル複合水酸化物粒子を得る。この際、粒子成長工程の開始時から粒子成長工程時間の全体に対して30%以下の範囲で、酸化性雰囲気を、弱酸化性ないしは非酸化性雰囲気に、混合水溶液1を、Mn、NiおよびTiを含有する混合水溶液2に切り換える。
請求項(抜粋):
一般式(A):Mn1-x-y-zNixTiyMz(OH)2+α(0.20≦x≦0.28、0<y≦0.05、0≦z≦0.05、0≦α≦0.5、Mは、Mg、Ca、Ba、Sr、V、Fe、Cr、Co、Cu、Zr、Nb、Mo、Wから選択される少なくとも1種の元素)で表されるマンガンニッケルチタン複合水酸化物粒子の製造方法であって、 少なくともマンガンとニッケルを含有し、かつ、チタンを含有しない水溶液と、アルカリ水溶液と、アンモニウムイオン供給体を含む水溶液とを混合し、液温25°C基準におけるpH値が12.0〜14.0となるように制御して、酸化性雰囲気下で、核生成を行う核生成工程と、 前記核生成工程で生成された核を含む水溶液を、液温25°C基準におけるpH値が10.5〜12.0となるように制御して、該核を成長させる粒子成長工程とを備え、 前記粒子成長工程の開始時から該粒子成長工程時間の全体に対して30%以下の範囲で、前記酸化性雰囲気を、酸素濃度が1容量%以下の弱酸化性雰囲気ないしは非酸化性雰囲気に切り換えるとともに、前記少なくともマンガンとニッケルを含有し、かつ、チタンを含有しない水溶液を、少なくともマンガンとニッケルとチタンを含有する水溶液に切り換える、 マンガンニッケルチタン複合水酸化物粒子の製造方法。
IPC (3件):
C01G 53/00 ,  H01M 4/505 ,  H01M 4/525
FI (3件):
C01G53/00 A ,  H01M4/505 ,  H01M4/525
Fターム (21件):
4G048AA03 ,  4G048AB02 ,  4G048AC06 ,  4G048AD04 ,  4G048AE05 ,  5H050AA02 ,  5H050AA19 ,  5H050BA16 ,  5H050BA17 ,  5H050CA08 ,  5H050CA09 ,  5H050CB07 ,  5H050CB08 ,  5H050CB11 ,  5H050CB12 ,  5H050GA02 ,  5H050GA10 ,  5H050GA27 ,  5H050HA02 ,  5H050HA14 ,  5H050HA20
引用特許:
審査官引用 (8件)
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