特許
J-GLOBAL ID:201503018197512423

対称的に配置する磁気回路並びにコイル回路を備えるマルチ駆動器変換器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 永田 元昭 ,  大田 英司 ,  西村 弘 ,  北村 吉章 ,  永田 良昭
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-521923
公開番号(公開出願番号):特表2015-522230
出願日: 2012年07月20日
公開日(公表日): 2015年08月03日
要約:
【課題】対称的磁気回路と対称的コイル回路を備えるマルチ駆動器変換器であり、1つ又はその以上の非磁性材料で作った円形又は環状となるスペーサによって、ダブル磁気ギャップとダブルコイルを有する駆動部01/又は02を二組又は二組以上を一つの磁芯に結合する。前記ブラケットの開口環筒状薄肉壁に取り付けた一つ又は二つの環筒状ヨークの内周面又は外周面と、前記磁芯の上部極板及び下部極板の垂直な外周表面との間に4つ又は4つ以上の同軸で直径が等しい環状となる磁気ギャップを形成して、4つ又は4つ以上の同軸で直径が等しいコイルを差し込んで、コイルの巻き方向や接続方式と必要な技術的特性を予め定めることによって、反発しあう磁石と対称的磁気回路並びに対称的コイル回路を一対又はより多く有するマルチ駆動器変換器を構成する。前記変換器が動作中電磁誘導による逆起電力とインダクタンスが相殺されることで、当該変換器は抵抗負荷の特性又は抵抗負荷特性と類似した特性を有し、また、高感度と高解析力と高再現性を有する。【選択図】図6
請求項(抜粋):
対称的磁気回路と対称的コイル回路を備えるマルチ駆動器変換器は、磁気回路及びそれと一体的に連結したフレームとブラケット、同軸で直径が等しい磁気ギャップ及びそれに差し込むコイルスケルトン、コイルスケルトンを並列に巻き回って互いに絶縁である電線によって構成したコイル、コイルスケルトンと少なくとも1つのダンパーと連結した振動膜/又は平面振動板を含んで、コイルスケルトンの往復運動で前記振動膜又は平面振動板を振動させることによって音を出し、又は、前記振動膜を介して音の音圧変化を検出し、コイルによってオーディオ信号を感応して得ることであって、 a.前記フレームは非磁性材料でできたフレーム/又は前記フレームと前記ブラケットとを融合して一体化構造にしたフレームであり、 b.前記磁気回路は同軸に取り付けた上部極板と下部極板を2枚備えて、その2枚の前記極板は均一な厚みと投影面積を有して前記永久磁石と合致し、1枚/又は1枚以上の均等な厚みを有して軸方向に磁化した永久磁石によって、前記上部極板と下部極板とを繋げて磁芯全体を構成し、 c.非磁性材料で構生したプラットであり、その軸心部位に内側に突出する円形プラットフォームを設け、前記円形プラットフォームは滑らかできちんとする垂直な外周表面があり、前記垂直な外周表面の外側に環状溝を設け、前記環状溝の底部に透過気穴を二つ以上均等に配置し、前記環状溝の外側が前記ブラケットの開口環筒状薄肉壁となり、前記環筒状薄肉壁の内周面に対する軸方向高さ側又はその先端部に滑らかできちんとする水平位置決め面と垂直位置決め面を設け、前記ブラケットの環状薄肉壁の先端部に外側へ広がって前記フレームに合わせて接続するフランジがあり、 d.前記上部極板、永久磁石と下部極板は前記ブラケットの前記円形プラットフォーム表面の軸心部位に接着固定し、前記上部極板と永久磁石と下部極板と同軸に装着する環筒状ヨークが、前記ブラケットの環筒状薄肉壁の内周面に嵌め込んで装着/又は接着固定されるし前記垂直位置決め面と水平位置決め面に接着されて/又は組み合わせて固定され、もう一端に前記ブラケットの底部にある前記円形軸穴に嵌め込んで前記ブラケットに接続する又は接着固定し、前記環筒状ヨークの2個の水平端面は軸方向での高さが前記上部極板と下部極板の外側の磁極表面より0.5〜20ミリのH値で高く出って、前記環筒状ヨークの内周面と前記上部極板と下部極板の垂直な外周表面との間に同軸で直径の等しいリンク状磁気ギャップを二つ形成し、前記リーグ状磁気ギャップに同軸で直径の等しいコイルを二つ差し込み、二つのコイルの巻き方向とコイルを流す電流方向をあらかじめ定めることによって、前記コイルが同じ動作瞬間に同じ方向にそろえて起電力Fを生じるようにさせ、 e.前記永久磁石の軸方向高さ二等分の等分線X---X軸線を水平対称軸にし、前記上部極板と永久磁石と下部極板の中心軸線Y---Y軸線を垂直対称軸にし、前記ダブル磁気ギャップダブルコイル駆動部01は左右対称と上下対称を示す二組のコイル回路を有し、二つの前記コイルを直列に接続するとワイヤの巻き方向が逆にあることと、二つの前記コイルのワイヤ断面面積・巻き回数・巻き幅・抵抗・インダクタンスの絶対値、並びに巻く時の張力がみんな等しいであることを予め定め、二つの前記コイルのインダクタンス及び往復運動中感応した逆起電力(Back Electromotive Force)は位相角度が180度であるため相殺されることによって、抵抗負荷特性又は抵抗負荷特性と類似した特性を有する第一組のダブル磁気ギャップダブルコイル内磁気駆動部01を構成し、 f.前記第一組のダブル磁気ギャップダブルコイル駆動部01の下部極板の外側電極表面に同軸で非磁性材料で作った適切な厚みを有する円形/又は円環状スペーサを貼り付けて、前記円形/又は円環状スペーサの反対側表面に前記変換器の第二組のダブル磁気ギャップダブルコイル駆動部01の下部極板と接着固定することによって、磁石の反発力を利用するダブル磁気ギャップダブルコイル駆動部01を二組構成し、これによって、第二組のダブル磁気ギャップダブルコイル内磁気駆動部01の上部極板の外側表面に同軸で非磁性材料で作った適切な厚みを有する円形/又は円環状スペーサを二重貼り付けて、前記円形/又は円環状スペーサの反対側表面に前記変換器の第三組のダブル磁気ギャップダブルコイル駆動部の上部極板と接着固定することで、それから第一組、第二組、第三組・・・・・・ ダブル磁気ギャップダブルコイル駆動部01は前記一本の中心軸線Y---Y軸線を垂直対称軸にし、同じ前記コイルスケルトンと同じ前記フレームと前記ブラケットと、同じ前記環筒状ヨークと、同じ幾何学形状寸法である前記円形/又は円環状スペーサと、4つ/又は6つ以上の前記リング状磁気ギャップ及びセットする4つ/又は6つ以上の前記コイルを備えることによって、一対又は一対以上の反発しあう磁石と対称的磁気回路並びに対称的コイル回路を有し、高感度と高解析力と高再現性を有する内磁気マルチ駆動器変換器を構成することを特徴とする。
IPC (3件):
H04R 9/00 ,  H04R 9/02 ,  H04R 9/04
FI (4件):
H04R9/00 Z ,  H04R9/02 102A ,  H04R9/04 102 ,  H04R9/02 101A
Fターム (8件):
5D012BA03 ,  5D012BB01 ,  5D012BB02 ,  5D012CA03 ,  5D012CA09 ,  5D012DA03 ,  5D012FA03 ,  5D012GA01
引用特許:
審査官引用 (7件)
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