特許
J-GLOBAL ID:201503043396161862
ヒートポンプ式濃縮装置の運転方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
東山 喬彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-154088
公開番号(公開出願番号):特開2015-024357
出願日: 2013年07月25日
公開日(公表日): 2015年02月05日
要約:
【課題】 特に立ち上げ時の補助蒸気が加熱缶から不用意に排出されてしまうことを防ぐことにより、補助蒸気の無駄を排除し、過剰設計を排除しながらも、起動時間の短縮及び起動の安定化を実現することのできる、新規なヒートポンプ式濃縮装置の運転方法の開発を技術課題とした。【解決手段】 蒸発缶2内の圧力が所望の値にまで低下した時点で、加熱缶1におけるドレン口15と真空ポンプ5との間に具えられた排気バルブV15の開度が、時間の経過とともに減少するように調節する制御を開始し、更にこの時点で、圧縮機7の運転制御を開始するものであり、その後、圧縮機7の運転周波数が所定の値にまで上昇した時点で、前記排気バルブV15の開度を調節する制御を、加熱缶1のドレン温度に基づいた制御に変更するとともに、補助蒸気供給バルブV14の開度制御を開始することを特徴とする。【選択図】図1
請求項(抜粋):
加熱缶と蒸発缶との間を吹込管路及び戻り管路によって接続することにより循環経路を形成し、真空ポンプによって循環経路内の雰囲気を抜き出して循環経路内を真空状態とし、前記蒸発缶内に供給された後、戻り管路を通じて前記加熱缶内に配した長管内に流入した液体を、この長管の外側に供給した蒸気からの加熱によって沸騰させることにより溶媒成分を蒸発させ、濃度の高まった液体成分と蒸気成分とを前記蒸発缶内に吹き込み、この蒸発缶内においてこれら液体成分と蒸気成分とを分離して高濃度の液体を得る装置であって、前記蒸発缶から排出された蒸気成分を圧縮機によって昇温して蒸気とし、この蒸気を加熱缶内に供給するように構成されたヒートポンプ式濃縮装置の運転において、前記ヒートポンプ式濃縮装置の立ち上げ開始時には、前記圧縮機を起動することなく、真空ポンプを起動するとともに、加熱缶内に補助蒸気を供給するものであり、蒸発缶内の圧力が所望の値にまで低下した時点で、加熱缶におけるドレン口と真空ポンプとの間に具えられたバルブの開度が、時間の経過とともに減少するように調節する制御を開始し、更にこの時点で、圧縮機の運転制御を開始するものであり、その後、圧縮機の運転周波数が所定の値にまで上昇した時点で、前記排気バルブの開度を調節する制御を、加熱缶のドレン温度に基づいた制御に変更するとともに、補助蒸気供給バルブの開度制御を開始することを特徴とするヒートポンプ式濃縮装置の運転方法。
IPC (3件):
B01D 1/10
, C02F 1/04
, F25B 49/02
FI (3件):
B01D1/10
, C02F1/04 D
, F25B49/02 Z
Fターム (21件):
4D034AA11
, 4D034BA01
, 4D034CA12
, 4D034CA21
, 4D076AA24
, 4D076BA02
, 4D076CD22
, 4D076CD33
, 4D076DA04
, 4D076DA25
, 4D076DA35
, 4D076EA03Y
, 4D076EA05X
, 4D076EA08X
, 4D076EA11Y
, 4D076EA12X
, 4D076EA14X
, 4D076EA49
, 4D076HA06
, 4D076HA11
, 4D076JA03
引用特許: