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J-GLOBAL ID：201602206368349989   整理番号：16A0371142

気候変動に対応した循環型食料生産等の確立のためのプロジェクト 第2編 地球温暖化が農業分野に与える影響評価と適応技術の開発 第2章 土地利用型作物における影響評価と適応技術の解明 3 気候変動条件下における作物収量・品質の将来予測と適応技術の定量的評価(1)温暖化・大気CO₂濃度の上昇がイネの生育・収量・品質に及ぼす影響に関する総合評価

著者 (6件)： 桑形恒男 (農業環境技術研) ,  長谷川利拡 (農業環境技術研) ,  吉本真由美 (農業環境技術研) ,  麓多門 (農業環境技術研) ,  中川博視 (農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究セ) ,  吉田ひろえ (農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究セ)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 557  ページ： 131-134  発行年： 2016年03月31日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 土壌-作物-大気間の窒素循環プロセスの改良などを通して,水稲生育モデルを高度化した。本モデルを用いると,FACE実験における高CO₂及び高温環境による増収効果や,国内の主要水稲15品種の発育ステージ,捻実や登熟に影響を与える群落の温度環境を高精度で再現することができる。本研究で開発した水稲生育モデルを用いて水稲生育の将来予測を実施したところ,2080年代には,日本全国において高頻度で高温不稔の発生が懸念されることが示された。また,窒素動態の影響を考慮した白未熟粒発生予測モデルと,低温による登熟不良と収量低下の二つのリスクを考慮した水稲移植晩限推定法を開発した。(著者抄録)

シソーラス用語： *水稲 ,  *植物成長 ,  成長解析 ,  予測モデル ,  環境試験 ,  実験 ,  二酸化炭素 ,  濃度依存性 ,  気温 ,  高温 ,  水温 ,  温度依存性 ,  作物収量 ,  予測技法 ,  結実 ,  登熟 ,  不稔 ,  被害粒 ,  熱収支 ,  不確実性 ,  大気大循環モデル ,  温室効果ガス ,  温室効果ガス排出量 ,  予測 ,  低温 ,  施肥 ,  田植 ,  時期 ,  窒素 ,  窒素循環 ,  *地球温暖化
準シソーラス用語： FACE実験 ,  気候シナリオ ,  捻実 ,  白未熟粒 ,  穂肥

分類 (4件)： 稲作  (FC03020C) ,  農業気象  (DC05030Z) ,  植物に対する影響  (EE04030Z) ,  環境問題  (SA01020V)

引用文献 (3件)：

• 吉本真由美(2013)温暖化や高CO₂濃度による水田の微気象変化とコメ収量・品質への影響.第37回酒米懇談会講演要旨集.酒米研究会.31-38.
• Yoshida H., Nakagawa H., Komatsu S. and Kuwagata T. (2015) Rice model for simulating the occurrence of chalky grains. Proceedings of the International Symposium on Agricultural Meteorology 2015. 161.
• 中川博視・神田栄司・大野宏之・吉田ひろえ・桑形恒男・長谷川利拡(2013)温暖化が水稲移植晩限日に及ぼす影響の解析と予測.日本作物学会紀事.(別号1).82:62-63.

タイトルに関連する用語 (21件)： 気候変動 ,  循環 ,  食料生産 ,  プロジェクト ,  地球温暖化 ,  農業 ,  影響評価 ,  適応 ,  開発 ,  土地利用 ,  作物 ,  作物収量 ,  将来予測 ,  定量的評価 ,  温暖化 ,  大気 ,  CO2濃度 ,  イネ ,  生育 ,  収量 ,  総合評価