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J-GLOBAL ID：201602206773551825   整理番号：16A0344740

新発想めっき技術 ゲルめっき-次世代めっき技術としての可能性-

著者 (1件)： 曽根倫成 (吉野電化工業)
資料名： 表面技術  (Journal of the Surface Finishing Society of Japan)
巻： 67  号： 4  ページ： 202-205  発行年： 2016年04月01日 
JST資料番号： G0441B  ISSN： 0915-1869  CODEN： HYGIEX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 部分めっき技術は,高付加価値なものづくりには欠かせないプロセスになっている。これらの部分めっきはフォトレジストなどを用いたマスキング法や専用めっき設備が必要で,大きなコストと時間が必要となっている。そのため,より簡単な手法の開発が望まれている。そこで本稿では,新しい部分めっき法として開発を進めてきたゲルめっきの特徴,およびその展開に関し実例を交えながら紹介した。まず,ゲルめっきについて,1)ゲルめっき:めっき液に寒天やゼラチンなどのゲル化剤を添加,2)ゲルめっきの調整:めっき液の種類,ゲル化剤,増粘剤で調整,3)ゲルめっきの特性:金属イオンの拡散速度は水溶液と同じ,以上を解説した。次に,ゲルめっきシステム開発例として,1)ゲル状銀めっき液の開発:ガス発生の無い電気銀めっき液の開発,2)ゲルめっきパターンの作製:3軸ロボットによるディスペンサー吐出,3)用途・利用分野:スタンプめっき,修復めっき,スポットめっき,以上を紹介した。

シソーラス用語： ゲル ,  添加剤 ,  寒天 ,  ゼラチン ,  めっき液 ,  ゲル化 ,  金属イオン ,  拡散速度 ,  供給装置 ,  粘度 ,  *電気めっき ,  *銀めっき ,  ゲル化剤 ,  係数 ,  輸送係数 ,  度
準シソーラス用語： ディスペンサ ,  *部分めっき

分類 (1件)： 電気めっき  (WC08023B)

引用文献 (7件)：

• 1)板垣昌幸, 下田賢一, 渡辺邦洋, 安田和哉 ; 表面技術, 54, 41(2003).
• 2)板垣昌幸, 下田賢一, 渡辺邦洋, 安田和哉 ; 表面技術, 54, 293(2003).
• 3)板垣昌幸, 下田賢一, 渡辺邦洋, 安田和哉 ; 表面技術, 54, 717(2003).
• 4)出利葉理子, 齋藤 誠, 木村秀樹, 安田和哉, 青柳昌宏, 仲川 博, 横島時彦, 居村史人 ; 第122回講演大会要旨集, p.13(表面技術協会, 2010).
• 5)荻野一善共著 ; ゲル-ソフトマテリアルの基礎と応用-, p.34(産業図書株式会社, 1991).

タイトルに関連する用語 (6件)： 発想 ,  めっき技術 ,  ゲル ,  めっき ,  次世代 ,  可能性