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J-GLOBAL ID：201602210439316132   整理番号：16A1136039

ラマン光学活性分光法

Raman Optical Activity Spectroscopy

著者 (2件)： 藤澤知績 (佐賀大 大学院工学系研究科) ,  海野雅司 (佐賀大 大学院工学系研究科)
資料名： 分光研究  (Journal of the Spectroscopical Society of Japan)
巻： 65  号： 4  ページ： 218-231  発行年： 2016年08月15日 
JST資料番号： F0007A  ISSN： 0038-7002  CODEN： BUKKAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Raman光学活性分光法またはRaman円偏光二色性分光(ROA)はレーザー光の照射時でのRaman散乱光の小さな差を観測する振動分光でキラル分子の構造や立体配座を解析にするのに有効な手段である。本稿では,Raman光学活性分光の理論(一般的な理論的取扱い,非共鳴条件下でのRaman光学活性,Raman光学活性における共鳴効果),Raman光学活性分光の実験と装置(入射円偏光方式,散乱円偏光方式,双円偏光方式),理論計算によるRaman光学活性スペクトルの解析(量子化学計算によるROAスペクトルの計算,理論モデルと基底関数),Raman光学活性の応用例(小分子の絶対配置の決定,ペプチド・蛋白質,糖と糖類,色素蛋白質,共鳴Raman光学活性について説明した。

シソーラス用語： *光学活性 ,  *Raman分光法 ,  *振動分光法 ,  性質 ,  *立体配座 ,  *密度汎関数法 ,  化合物 ,  構造解析 ,  共鳴 ,  効果 ,  偏光測定 ,  レーザビーム ,  モデル ,  量子化学 ,  基底関数 ,  スペクトル解析 ,  *キラリティ ,  キラル化合物 ,  円偏光二色分光法 ,  立体配座解析
準シソーラス用語： 共鳴効果 ,  計算理論モデル ,  生体物質

分類 (2件)： 有機化合物の赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル  (BM08064T) ,  有機化合物の物理分析  (CC03034A)

引用文献 (67件)：

• 原田宜之:分光研究,65,56(2016).
• 門出健次,谷口 透:分光研究,65,137(2016).
• 月向邦彦,松尾光一:分光研究,65,172(2016).
• P. W. Atkins, and L. D. Barron: Mol. Phys., 16, 453 (1969).
• L. D. Barron, and A. D. Buckingham: Mol. Phys., 20, 1111 (1971).

タイトルに関連する用語 (2件)： 光学活性 ,  分光法