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J-GLOBAL ID：201602219751696042   整理番号：16A0275620

阿蘇市における応急仮設住宅の室内空気環境に関する調査研究

FIELD INVESTIGATIGATION ON INDOOR AIR ENVIRONMENT OF TEMPORARY HOUSES IN ASO, KUMAMOTO

著者 (7件)： 長谷川麻子 (熊本大 大学院) ,  柳宇 (工学院大 建築) ,  鍵直樹 (東京工大) ,  長谷川兼一 (秋田県大) ,  篠原直秀 (産業技術総合研) ,  阿部恵子 (環境生物学研) ,  吉野博 (東北大)
資料名： 日本建築学会環境系論文集  (Journal of Environmental Engineering (Transactions of AIJ))
号： 721  ページ： 319-326  発行年： 2016年03月30日 
JST資料番号： L4761A  ISSN： 1348-0685  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2012年7月の九州北部豪雨の際,熊本県阿蘇市に建設された応急仮設住宅(48戸,熊本県産木材利用)の室内環境について実測・実態調査した結果を報告した。本研究は東日本大震災における仮設住宅の調査に倣って,年間を通じた実測,居住者に対して空調・換気設備の使用状況など住まい方に関するアンケート調査を実施,居住環境の実態を把握し,東北での調査結果と比較・検討した。対象住宅の図面・仕様・特徴を示したのち,実測対象住宅(2DKタイプ2世帯(3人,2人),3Kタイプ1世帯(5人))における,測定項目・計測方法を示した。すなわち,連続測定(温度,相対湿度,CO₂濃度),夏期・冬期測定(室内・外空気中ホルムアルデヒド,VOCs,ハウスダスト中SVOC,室内浮遊菌,ハウスダスト中堆積真菌,床面付着真菌,室内・外カビ指数である。アンケート調査は世帯および個人について,夏期および冬期各1回ずつ行った。最後に居住者の換気・通風行為,室内温熱環境,室内空気環境について項目ごとに結果を示し,考察した。東北における実測結果と比較して化学物質濃度は十分低かったが,冷暖房時期の換気量不足および真菌類による汚染状況が明らかとなった。最後に,換気の励行,開放型燃焼器具持ち込み禁止など,応急仮設住宅における室内空気汚染防除のための提案をまとめて示した。

シソーラス用語： 熊本県 ,  *住宅 ,  *仮設建築物 ,  室内空気 ,  *室内空気質 ,  換気 ,  微生物汚染 ,  計測 ,  アンケート ,  実態調査 ,  温度 ,  相対湿度 ,  濃度 ,  二酸化炭素 ,  揮発性有機化合物 ,  真菌類 ,  汚染 ,  震災 ,  仮設住宅
準シソーラス用語： 阿蘇市 ,  応急仮設住宅 ,  東日本大震災

分類 (3件)： 各種建築物一般  (RB05010O) ,  住宅建築,農村建築,城  (RB05040V) ,  建築環境一般  (RB02010T)

タイトルに関連する用語 (6件)： 阿蘇市 ,  応急仮設住宅 ,  室内 ,  空気環境 ,  調査 ,  研究