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J-GLOBAL ID：201602278999168716   整理番号：16A0658883

NPOの就労に関する研究-恒常的成長と震災を機とした変化を捉える-

著者 (9件)： 小野晶子 (労働政策研究・研修機構) ,  山内直人 (大阪大 大学院国際公共政策研究科) ,  馬欣欣 (一橋大 経済研) ,  森山智彦 (下関市大 経済) ,  梶谷真也 (明星大 経済) ,  古俣誠司 (労働政策研究・研修機構) ,  浦坂純子 (同志社大 社会) ,  石田祐 (明石工高専) ,  小田切康彦 (徳島大 大学院総合科学研究部)
資料名： 労働政策研究・研修機構労働政策研究報告書
号： 183  ページ： 321P  発行年： 2016年05月31日 
JST資料番号： J0080C  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 典型的なNPOである特定非営利活動法人(NPO法人)に焦点を当て,有給職員およびボランティアの就労実態を明らかにするために実証的研究を実施した。具体的には,まず,NPO法人の労働市場の規模と構造を分析し,他の産業セクターと比較し,今後の雇用創出への課題を提示した。次いで,NPO法人の有給職員の雇用を,1)地域と市場賃金との関係,2)人員構成とボランティアとの関係,3)人員構成の特徴と資金提供元との関係,について分析した。さらに,NPO法人職員の賃金構造およびその満足度,活動継続意欲に及ぼす影響等について関係性を分析し,キャリアとしてのNPO法人(年齢による継続意思の規定要因の違いと経年変化),高齢者のNPO活動開始年齢と活動への関与度,NPO就労とバーンアウト等について考察した。最後に,NPO法人の東日本大震災の支援活動の実態を把握するために,支援活動を行った人々のバーンアウトについて言及しつつ,震災を契機とした働き方の構造変化を捉え,東日本大震災がNPO法人の「財務と雇用」の関係に与えた影響,NPOの復興支援活動における参加要因と雇用への影響等について分析し,災害時のボランティアと補償の在り方にも言及した。

シソーラス用語： *NPO【組織】 ,  法人体企業 ,  *雇用 ,  ボランティア ,  実態調査 ,  *労働市場 ,  市場構造 ,  *賃金 ,  *職務満足 ,  *経歴 ,  *労働意欲 ,  精神症状 ,  震災 ,  助成
準シソーラス用語： 雇用形態 ,  雇用創出 ,  キャリア形成 ,  バーンアウトシンドローム ,  東日本大震災 ,  復興支援 ,  *ワークスタイル

分類 (1件)： 職務・職能管理一般  (KA04010X)

引用文献 (138件)：

• Andoreoni, J. (1989), "Giving with impure altruism: applications to charity and ricardian equivalence" , Journal of Political Economy, 97: pp. 1447-1458.
• Andoreoni, J. (1990), "impure altruism and donations to public goods: A warm-glow theory of giving" , Economic Journal, 100: pp. 497-477.
• Barro, R. J. (1974), "Are government bonds net wealth?" , Journal of Political Economy, 82:pp. 1095-1117.
• Becker, G. S. (1976), "Altruism, egoism and genetic fitness: economics and sociology" , Journal of Economic Literature, Vol. 14, No. 3: pp. 817-826.
• Becker, G. S. (1981), "Altruism in the family and selfishness in the market place" , Economica, 48:pp. 1-16.

タイトルに関連する用語 (5件)： NPO ,  就労 ,  研究 ,  成長 ,  震災