特許
J-GLOBAL ID:201603001476053762

汚染土壌を浄化する土壌浄化施設のための雨水処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 山田 卓二 ,  田中 光雄
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-066234
特許番号:特許第5997403号
出願日: 2016年03月29日
要約:
【課題】クローズドシステム型の土壌浄化施設の浄化施設敷地に降下した雨水を、これに含まれる土壌汚染物質を未処理で外部へ排出することなく、確実に処理することを可能にする手段を提供する。 【解決手段】クローズドシステム型の土壌浄化施設3の施設敷地2に降下した雨水を処理する雨水処理装置Sは、雨水貯槽5と、屋根付きの砂収容部6と、雨水散布装置13と、雨水還流機構14とを備えている。雨水散布装置13は、砂収容部4の上方において屋根の下方に配置され下向きに開口する複数の放水ノズルが取り付けられた送水パイプと、雨水貯槽5に貯留されている雨水を雨水供給管46を介して送水パイプに供給する雨水供給ポンプ45とを有している。雨水還流機構14は、砂収容部6の底壁の上面に形成された排水溝と、排水溝と雨水貯槽とに接続された集合排水溝32とを有する。 【選択図】図1
請求項(抜粋):
【請求項1】 施設外に排出されることなく施設内を循環して流れる洗浄液により、土壌汚染物質を含む汚染土壌を洗浄して浄化するクローズドシステム型の土壌浄化施設が配設された浄化施設敷地に降下し前記土壌浄化施設から前記浄化施設敷地に散逸又は漏出した土壌汚染物を含んでいる雨水を処理する雨水処理装置を用いた雨水処理方法であって、 前記土壌浄化施設は、前記汚染土壌を前記洗浄液で浄化しつつ分級して、清浄な粗骨材と砂と土とを生成するように構成され、 前記雨水処理装置は、 前記浄化施設敷地に降下した雨水を受け入れて貯留する雨水貯槽と、 地上に設置され砂又は土を収容する容器状の砂収容部と、 前記砂収容部の上方に配設され、前記砂収容部への雨水の降下を阻止する屋根と、 前記雨水貯槽に貯留されている雨水を、前記砂収容部に収容されている砂又は土に散布する雨水散布装置と、 前記砂収容部に収容されている砂又は土の粒子の間隙を流下した余剰の雨水を前記雨水貯槽に還流させる雨水還流機構とを備えていて、 前記雨水散布装置は、前記砂収容部の上方において前記屋根の下方に配置され下向きに開口する複数の放水ノズルが取り付けられた送水パイプと、前記雨水貯槽に貯留されている雨水を雨水供給管を介して前記送水パイプに供給する雨水供給ポンプとを有し、 前記雨水還流機構は、前記砂収容部の底壁の上面に形成された排水溝と、前記排水溝と前記雨水貯槽とに接続された集合排水溝とを有し、 該雨水処理方法は、 前記砂収容部に収容された砂又は土の上に前記雨水散布装置から雨水を散布する一方、該砂又は土に付着している雨水を空気中に蒸発させて前記砂収容部から除去し、 前記土壌浄化施設で生成された清浄な砂又は土の一部を、前記砂収容部に収容する砂又は土として用い、 前記砂収容部で所定の期間用いられて土壌汚染物質が蓄積された砂又は土を前記土壌浄化施設に導入し、前記汚染土壌とともに浄化して前記蓄積された土壌汚染物質を除去し、 前記雨水散布装置からの雨水の散布量を、前記砂収容部に収容された砂又は土の含水比が30〜35%に維持されるように設定することを特徴とする雨水処理方法。
IPC (4件):
C02F 1/04 ( 200 6.01) ,  B09C 1/02 ( 200 6.01) ,  B09C 1/08 ( 200 6.01) ,  C02F 1/62 ( 200 6.01)
FI (3件):
C02F 1/04 ZAB C ,  B09B 3/00 304 K ,  C02F 1/62 Z
引用特許:
出願人引用 (12件)
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審査官引用 (12件)
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