特許
J-GLOBAL ID:201603003228921890

建物の揺れ防止装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-194627
公開番号(公開出願番号):特開2015-048705
特許番号:特許第6036626号
出願日: 2013年09月01日
公開日(公表日): 2015年03月16日
請求項(抜粋):
【請求項1】 建物の揺れ防止装置の構造において、高層建築のように剛性の低い建物の地震による揺れを軽減するため通常の各階毎のブレースを取付ける施工法に代り、その数倍の長さのブレース(5)を数階上の梁(3)よりその階の下の梁(3)まで途中の階を通過して傾斜して取付け、又この長いブレース(5)を多数本、交叉する様に配置して取付け、数階(2〜4階)の広い範囲の階層の間の骨組の変形を制御しうるようにし、そのために長い移動距離にわたり、所要の重荷重を一定の状態で制動できるようにした引張荷重制動装置(6)をこの長尺のブレース(5)内に組込むこととし、建物の骨組の変形により、この長尺のブレース(5)が引張られるとき、これに直結したピストン(11)は、ピストン軸(12)側のシリンダー(7)内部に充満している高圧の液体に支えられて強く抵抗し、そして抵抗しながらピストン(11)に設けられた細孔(13)及び始動時に限りシリンダー側面に設けられた逃がし溝(24)により液体は、反対側のシリンダー(7)内に押流されることによりピストンは徐々に所要の距離まで引きずられ、その間一定の重荷重を制動し続けて、建物の骨組(1)の変形の進行を遅らせ、地震の揺れが反転するまでの建物の骨組(1)の変形量を著しく減少させ、そして地震の揺れが零になり、ブレース(5)の張力が零になるとピストン(11)は蔓巻圧縮バネ(17)の力により元の位置に戻される、この蔓巻圧縮バネ(17)はシリンダー(7)の外に設置でき充分な空間をもつため、大形の形状にできて長い復元距離と強い復元力を持ち、これによってシリンダー頭部(8)側のシリンダー(7)内部の液体は、ピストンの細孔(13)及び逆止弁(14)を通じてピストン軸(12)側のシリンダー(7)内に短時間に送り戻されて、ブレース(5)の引張を解除するようにした建物の揺れ防止装置の構造。
IPC (3件):
E04H 9/02 ( 200 6.01) ,  F16F 9/19 ( 200 6.01) ,  F16F 9/32 ( 200 6.01)
FI (3件):
E04H 9/02 311 ,  F16F 9/19 ,  F16F 9/32 A
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • ブレースを設けた耐震構造
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-166287   出願人:清水建設株式会社
  • 制震補強架構付き構造物
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2011-186840   出願人:塩原等, 株式会社KSEnetwork, 株式会社大本組
  • 油圧緩衝器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-152953   出願人:トキコ株式会社
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