特許
J-GLOBAL ID:201603004235704591

使用済みガルバニ電池のリチウム遷移金属酸化物含有部分からの、湿式冶金法によるリチウム、ニッケル、コバルトの回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): アインゼル・フェリックス=ラインハルト ,  久野 琢也
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-536016
公開番号(公開出願番号):特表2016-500754
出願日: 2013年10月09日
公開日(公表日): 2016年01月14日
要約:
本発明は、使用済みガルバニ電池のリチウム遷移金属酸化物含有部分からの、湿式冶金法によるリチウムの回収方法であって、遷移金属がニッケル、コバルトおよび/またはマンガンであり、5質量%までのアルミニウム含分を有する、または、金属ニッケル、コバルトおよび/またはアルミニウムであり且つ500μmまでの粒径を有する、リチウム遷移金属酸化物含有部分を、前記リチウム遷移金属酸化物含有部分の酸化物含分に対して少なくとも化学量論組成量であり、濃度0.5〜4mol/lを有する硫酸または塩酸に入れて固体対液体の比を10〜300g/lの範囲内にし、且つ、同様に前記リチウム遷移金属酸化物含有部分の還元されるべき遷移金属含分に対して少なくとも化学量論組成量の過酸化水素を添加して温度35°C〜70°Cで溶解し、形成されたリチウム塩と前記遷移金属の塩を含有する溶液とを分離し、且つ残っている残留物を少なくとも2回洗浄し、分離された塩と塩含有洗浄溶液とを合し、前記遷移金属をpH値9〜11の範囲内で水酸化物として析出させ、分離し、且つ洗浄し、且つ残っている硫酸リチウム含有溶液を合し、且つバイポーラ膜を用いた電気透析によって水酸化リチウムに変換する、前記方法に関する。
請求項(抜粋):
使用済みガルバニ電池のリチウム遷移金属酸化物含有部分からの、湿式冶金法によるリチウム、ニッケル、コバルトの回収方法であって、5質量%までのアルミニウム含分および500μmまでの粒径を有し、遷移金属がニッケル、コバルトおよび/またはマンガンである、リチウム遷移金属酸化物含有部分を、前記リチウム遷移金属酸化物含有部分の酸化物含分に対して少なくとも化学量論組成量であり、濃度0.5〜4mol/lを有する硫酸に入れて固体対液体の比を20〜250g/lの範囲内にし、且つ、同じく前記リチウム遷移金属酸化物含有部分の還元されるべき遷移金属含分に対して少なくとも化学量論組成量の過酸化水素を添加して温度35°C〜70°Cで溶解し、形成された硫酸リチウムと前記遷移金属の硫酸塩を含有する溶液とを分離し、且つ残っている残留物を少なくとも2回洗浄し、分離された硫酸塩溶液と硫酸塩含有洗浄溶液とを合し、前記遷移金属をpH値9〜11の範囲で水酸化物として析出させ、分離し、且つ洗浄し、且つ残っている硫酸リチウム含有溶液を合し、且つバイポーラ膜を用いた電気透析によって水酸化リチウムに変換することを特徴とする、前記方法。
IPC (7件):
C22B 26/12 ,  H01M 10/54 ,  H01M 4/525 ,  H01M 4/505 ,  H01M 4/58 ,  C22B 3/08 ,  C22B 3/44
FI (7件):
C22B26/12 ,  H01M10/54 ,  H01M4/525 ,  H01M4/505 ,  H01M4/58 ,  C22B3/08 ,  C22B3/44 101Z
Fターム (27件):
4K001AA07 ,  4K001AA19 ,  4K001AA34 ,  4K001BA22 ,  4K001DB02 ,  4K001DB03 ,  4K001DB04 ,  4K001DB23 ,  5H031BB02 ,  5H031BB09 ,  5H031HH03 ,  5H031HH06 ,  5H031HH09 ,  5H031RR02 ,  5H050AA08 ,  5H050AA19 ,  5H050BA17 ,  5H050CA01 ,  5H050CA08 ,  5H050CA09 ,  5H050GA12 ,  5H050GA14 ,  5H050GA26 ,  5H050HA01 ,  5H050HA05 ,  5H050HA10 ,  5H050HA14
引用特許:
審査官引用 (6件)
全件表示

前のページに戻る