特許
J-GLOBAL ID:201603016902113902

酢酸リチウムを含む反応媒体をフラッシュさせる方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 小野 新次郎 ,  小林 泰 ,  竹内 茂雄 ,  山本 修 ,  梶田 剛
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-222668
公開番号(公開出願番号):特開2016-094420
出願日: 2015年11月13日
公開日(公表日): 2016年05月26日
要約:
【課題】改良された分離工程、高められた製造能力、削減された運転コストを有する、改善された酢酸の製造方法の提供。【解決手段】フラッシュ工程で形成された蒸気生成物流中のヨウ化メチル濃度を維持する、酢酸を製造する方法。この方法は、リチウム化合物を反応器に導入し、反応媒体中の酢酸リチウム濃度を0.3〜0.7重量%に維持することを含む。反応媒体をフラッシュ工程に供給する。蒸気生成物流中のヨウ化メチル濃度は、蒸気生成物流の重量に対して24重量%から36重量%未満の範囲である。また、蒸気生成物流中のアセトアルデヒド濃度を0.005〜1重量%の範囲内に維持する。蒸気生成物流を第1の塔で蒸留して、酢酸及び300wppm以下のヨウ化水素及び/又は0.1〜6重量%のヨウ化メチルを含む酢酸生成物流を得ると共に、ヨウ化メチル、水及び酢酸メチルを含むオーバーヘッド流を得る。【選択図】図1
請求項(抜粋):
水、ロジウム触媒、ヨウ化物塩及びヨウ化メチルの存在下、メタノール、酢酸メチル、ジメチルエーテル又はこれらの混合物を含む反応物質供給流を反応器内でカルボニル化して反応器内で反応媒体を生成させること、 リチウム化合物を該反応器に導入すること、 該反応媒体中の酢酸リチウム濃度を0.3〜0.7重量%に維持すること、 該反応媒体をフラッシュ容器内で分離して、液体リサイクル流と、45〜75重量%の酢酸、24重量%から36重量%未満のヨウ化メチル、9重量%又はそれを下回る量の酢酸メチル、及び14重量%又はそれを下回る量の水を含む蒸気生成物流とを形成すること、及び 該蒸気生成物流の少なくとも一部を第1の塔で蒸留して、酢酸及び300wppm又はそれを下回る量のヨウ化水素を含む酢酸生成物流と、ヨウ化メチル、水及び酢酸メチルを含むオーバーヘッド流とを得ることを含む、酢酸を製造する方法。
IPC (2件):
C07C 51/12 ,  C07C 53/08
FI (2件):
C07C51/12 ,  C07C53/08
Fターム (15件):
4H006AA02 ,  4H006AC46 ,  4H006BA24 ,  4H006BA40 ,  4H006BC11 ,  4H006BD33 ,  4H006BD36 ,  4H006BD52 ,  4H006BD82 ,  4H006BD84 ,  4H006BE01 ,  4H006BE40 ,  4H006BS10 ,  4H039CA65 ,  4H039CF30
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (4件)
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