低流量条件下でのカーボンブラックの触媒活性による水素生成のためのメタン分解

TOKUNAGA Tomoharu; KISHI Naoyuki; YAMAKAWA Kenya; SASAKI Katsuhiro; YAMAMOTO Takahisa

文献

J-GLOBAL ID：201702211853552680 整理番号：17A0776239

低流量条件下でのカーボンブラックの触媒活性による水素生成のためのメタン分解

Methane decomposition for hydrogen production by catalytic activity of carbon black under low flow rate conditions

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資料名：
巻： 125 号： 4 ページ： 185-189(J-STAGE) 発行年： 2017年
JST資料番号： U0409A ISSN： 1348-6535 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

最近,炭化水素からH₂を製造する触媒として炭素材料が報告されている。しかし,水素生成速度は極めて低い。炭化水素を分解する触媒として炭素材料の範囲を広げるためには,より高いH₂生成速度が必要である。このように,単位面積当たりの炭化水素流量が少なく,触媒として多量の炭素材料を用いた条件下での水素生成速度を評価し,炭素材料による水素生成速度へのこれら条件の影響について考察すべきである。ここでは,H₂生成速度をCH₄の低い流量と触媒として多量のカーボンブラック(CB)を用いた条件で測定した。H₂の生成は600°Cで開始し,生成速度は0.1%未満であった。CH₄雰囲気中で加熱したCBの透過型電子顕微鏡画像から,CH₄の低流量はCBの反応部位(即ち,黒鉛端部)に影響しないことを示した。しかしながら,H₂生成速度は,高流量で得られた生成速度に比べて非常に低かった。CH₄を分解するCBの黒鉛端部での触媒活性を維持するために最適な流速があることを提案した。(翻訳著者抄録)

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分解反応 , 気体燃料の製造 , 炭素とその化合物

引用文献 (26件)：

1) K. Ozawa, “Lithium ion rechargeable batteries” Wiley-VCH, Weinheim (2009).
2) B. E. Conway, W. G. Pell and T. C. Liu, J. Pow. Sour., 65, 53–59 (1997).
3) J. Black and H. A. Andreas, Electrochim. Acta, 54, 3568–3574 (2009).
4) A. A. Heather, M. B. Jennufer and A. O. Alicia, Electrochim. Acta, 140, 116–124 (2014).
5) M. Ponater, S. Dietmüller and R. Sausen, “Atmospheric Physics”, Ed. by U. Schumann Springer-Verlag, Berlin Heidelberg (2012) pp. 85–100.

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