抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,授業を聴講する場面において,講演者や教師の指さしによって示された経路をプロジェクションで実世界に重畳表示することで,指さし対象へ聴講者の視線を誘目し,指さされた対象の理解を支援することを目的とする。教師の指さしのタイミングに,重畳プロジェクションによって,A)教師の指さした手と板書上の指さし対象に対し輝度調節によるスポットを当て,B)それらを繋ぐ指さしの経路を矢印の図形図示で示し,視覚的に指さしの意味を明示化することで,聴講者の視線をターゲットオブジェクトに誘導する。本提案手法は,通常の授業における指さしの見づらさや曖昧さを補填するだけでなく,集中が難しい子供や,指さし対象の理解が難しい自閉症児などへの適応も想定している。本稿において健常者に対してプロジェクションの評価実験を行った結果,提案手法A)B)のいずれかが存在することで指さし対象を理解しやすくなることが分かった。(著者抄録)