抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
企業におけるセキュリティー対策は資産の保護だけではなく企業統治を実施する上で必須事項となっており,近年,セキュリティーシステムはビルの基幹システムとして位置付けられている。特に2000年以降は企業のグローバル化の拡大やテロの多発,内部統制への対応などを背景として,セキュリティーシステムの導入が急速に進んでいる。セキュリティーシステムのうち,入退室管理システムの平均的な寿命はおおよそ10年が目安であり,近年では多くのシステムがリニューアルの時期を迎えている。入退室管理システムのリニューアル時には,導入したときと比べて企業を取り巻く環境や経営方針によってセキュリティーの運用が変わっているケースも多い。このため,システムの更新では単に従来のシステムを置き換えるのではなく,新たに発生した課題やセキュリティーリスクを解決することが求められる。三菱電機の入退室管理システム“MELSAFETY-G”は,従来システム“MELSAFETY-S10/S30”のリニューアルを促進するために,以下の対策を実現している。(1)リニューアル工事のコスト低減化。(2)リニューアルの付加価値創出のための,データの一元管理及び情報システム(人事システム,ワークフローシステム等)やビル内設備(照明・空調設備等)との連携。(3)セキュリティー及び利便性を向上させる端末装置(無人カード発行機,ハンズフリー認証装置,キーボックス,カメラインタホン付きカードリーダー等)の製品化。(著者抄録)