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J-GLOBAL ID：201702219021083781   整理番号：17A0980017

都市沿岸域の人工湿地における干潟干出面,海水面および海底面のCO₂交換の評価手法

著者 (3件)： 遠藤徹 (大阪市立大学大学院 工学研究科都市系専攻) ,  中野雄介 (大阪市港湾局計画整備部保全管理課(設計)) ,  筏紀晶 (荏原環境プラント株式会社 プロジェクト営業統括部)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 72  号： 2  ページ： I_1447-I_1452(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 都市沿岸域の人工湿地におけるCO₂交換量の評価方法について検討するため,2014年に大阪南港野鳥園北池で実施した干潟干出部と海水面のCO₂フラックスのデータを再整理するとともに,堆積物の未攪乱コアを用いた室内実験により海底面のCO₂フラックスを測定した.干潟干出部の総光合成速度は,植物プランクトンの光合成速度に関する3つのモデル式で近似した結果,強光阻害型のモデルが最も適しており,また,干出部の呼吸量は指数関数型の温度応答式で表現可能なことが明らかとなった.海水面のCO₂フラックスは風速条件に応じて選択的にチャンバー法とバルク法で評価する必要があることが示唆された.さらに,海底面のCO₂交換については,DIC濃度変化とDO濃度変化からCO₂フラックスを推定した結果,DICの濃度変化により評価することが望ましいと考えられた.(著者抄録)

シソーラス用語： 沿岸帯 ,  人工湿地 ,  二酸化炭素 ,  物質流束 ,  *干潟 ,  *海面 ,  *海底
準シソーラス用語： *二酸化炭素交換量 ,  *沿岸域 ,  海水面

著者キーワード (5件)： salt marsh ,  CO₂ exchange ,  intertidal flat ,  sea surface ,  sediment

分類 (1件)： 大気質調査測定一般  (SB03040I)

引用文献 (13件)：

• 1) 大谷壮介,川崎太輝,大和天,渡邉隆太郎:河口干潟における大気-海水間の二酸化炭素フラックス,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 71,No. 2,I_1321-I_1326,2015.
• 2) 桑江朝比呂:河口浅海域におけるブルーカーボン-二酸化炭素の吸収および炭素隔離-,用水と廃水,Vol. 58,No. 4,2016.
• 3) 国分秀樹,山田浩且:伊勢湾内のアマモ場における炭素固定量の検討,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 71,No. 2,pp. I_1381-I-1386,2015.
• 4) 遠藤徹,中野雄介,筏紀晶,嶋野純平,宮脇康平,矢持進:都市沿岸域の人工塩性湿地におけるCO₂フラックスの四季調査とCO₂吸収・放出量の推定,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 71,No. 2,pp. I_1327- I_1332,2015.
• 5) Steele, J. G. : Environmental control of photosynthesis in the sea, Limnology and Oceanography, Vol. 7, pp. 137-150, 1962.

タイトルに関連する用語 (8件)： 都市 ,  沿岸域 ,  人工湿地 ,  干潟 ,  海水面 ,  海底 ,  CO2 ,  評価手法