抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,創業活動を主導するトップマネジメントチーム(TMT)の有する情報と情報処理能力に焦点をあて,そのあるべき情報処理過程を実証的に分析している。その際に,創業過程において重要なマイル・ストーンだと考えられる「実態に即したビジネスプラン」を有した状態に注目した。本研究の実証分析の結果から,TMTが過去のビジネス経験を有するほど,TMTの多様性が高いほど,情報収集活動とその活用活動を段階的に実施している新興企業ほど,人的な情報処理過程としての機会の深耕が効果的に行われ,「実態に即したビジネスプラン」を有するに至りやすいことが明らかとなった。これらの新たな知見は,新興企業だけでなく,経営資源が限られた経営体が新事業を構想する際に,どのように人的な情報システムを構築すべきかを議論する上で,意義あるものと考えられる。(著者抄録)