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J-GLOBAL ID：201702228212256704   整理番号：17A1390501

長期連続観測に基づく鉄筋コンクリート造建築物の地震時および通常時における振動特性の変動

著者 (4件)： 畠山智貴 (東北大 大学院工学研究科) ,  WANG Xin (東北大 災害科学国際研) ,  大野晋 (東北大 災害科学国際研) ,  源栄正人 (東北大 災害科学国際研)
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 23  号： 55  ページ： 805-808  発行年： 2017年10月20日 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 宮城県石巻市太平洋沿岸部沿いに実存する,RC造地上3階建ての低層建築物で蓄積された振動観測記録に基づく観測対象建物の振動特性の検討の第一歩として,長期の常時微動観測記録を使用し,観測期間中最大の揺れを経験した3.11地震前後の変動,地震後の共振振動数の回復傾向ならびに,気温の影響による共振振動数の変動の傾向について分析,検討した。その結果,地震によって建物の剛性が低下した現象の後において,一次共振振動数は上昇する傾向にあること,などが分かった。

シソーラス用語： *鉄筋コンクリート構造 ,  *低層建築 ,  地震 ,  *耐震性 ,  地震記象 ,  共振周波数 ,  剛性 ,  宮城県 ,  常時微動 ,  気温 ,  温度依存性 ,  監視 ,  大地震 ,  構造ヘルスモニタリング ,  2011年東北地方太平洋沖地震 ,  機械的性質
準シソーラス用語： 地震観測記録 ,  東北地方太平洋沖地震

分類 (2件)： コンクリート構造  (RA04030A) ,  建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P)

引用文献 (10件)：

• 1) 小川修一、亀田浩紀、佐藤宏、三田彰:構造ヘルスモニタリングの実用化に関する研究-データモデルを含む基盤システムの構築-,日本地震工学会論文集、第9巻、第5号、pp.79-93、2009
• 2) Maria I. Todorovska, Mihailo D. Trifunac : Earthquake damage detection in the Imperial County Services Building I : The data and time-frequency analysis, Soil Dynamics and Earthquake Engineering Volume 27, pp.564-576, 2007.6
• 3) John F. Clinton, S. Case Bradford, Thomas H. Heaton, and Javier Favela : The Observed Wander of the Natural Frequencies in a Structure, Bulletin of the Seismological Society of America, Vol. 96, No. 1, pp. 237-257, 2006.2
• 4) 岡本佳久、赤澤隆士、山田真澄、大西良広、林康裕:連続地震観測記録に基づく超高層建築の振動特性評価、日本建築学会技術報告集、第19巻、第41号、pp.59-64、2013.2
• 5) 田中匠子,源栄正人:実存建物の振幅依存振動特性に基づく構造ヘルスモニタリングに関する研究、日本建築学会学術講演梗概集、構造II,pp.707-708、2009.8

タイトルに関連する用語 (5件)： 長期 ,  連続観測 ,  鉄筋コンクリート造建築物 ,  地震 ,  振動特性