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J-GLOBAL ID:201702239957116042   整理番号:17A0933097

生物季節学において水温の影響を考慮することが,水稲の出穂日の推定を改善する:日本全国の758か所の野外調査からの証明

Taking account of water temperature effects on phenology improves the estimation of rice heading dates: Evidence from 758 field observations across Japan
著者 (7件):
資料名:
巻: 73  号:ページ: 84-91(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: X0731A  ISSN: 0021-8588  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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水温(Tw)は,浸水状態で生息する植物の成長および発達において重要な役割を果たすものの,生物季節学的な予測を行うためにほとんどの生物季節学モデルでは,気温(Ta)が用いられている。TwとTaの間に見られる相違関係は各地域で異なることが知られている一方,生物季節学的な予測のために使用する重要なTwに関する地域差異については知られていない。本研究では,日本全国の758か所の野外調査と気象データベース(MeteoCrop Database)から得られたTwの推測値を用いて,Twを使用することが水稲の出穂時期の予測精度を高めるかどうかについて検証した。筆者らは,Twの使用により二乗平均平方根誤差による精度評価において,1.0~2.4日までに予測精度を改善したことを立証した。しかし,緯度,高度または植え付け時期の異なる条件においても改善の程度は23~41%の範囲にあり概ね同様であった。これはおそらく同様な緯度や高度であっても,Tw-Taの差の変動が大きいことに起因しているものと思われた。ここで提案されたモデルと将来の気候予測の全国的なデータベースは,気候条件を基にした作物カレンダーの予測精度を高めることに役立つであろう。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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農業気象  ,  稲作 
引用文献 (16件):

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