合成翻訳後修飾:天然クロマチンの化学触媒駆動性位置選択的ヒストンアシル化

AMAMOTO Yoshifumi; AMAMOTO Yoshifumi; AOI Yuki; AOI Yuki; NAGASHIMA Nozomu; SUTO Hiroki; SUTO Hiroki; YOSHIDOME Daisuke; ARIMURA Yasuhiro; OSAKABE Akihisa; KATO Daiki; KURUMIZAKA Hitoshi; KAWASHIMA Shigehiro A.; KAWASHIMA Shigehiro A.; YAMATSUGU Kenzo; YAMATSUGU Kenzo; KANAI Motomu; KANAI Motomu

文献

J-GLOBAL ID：201702241127697723 整理番号：17A1193308

合成翻訳後修飾:天然クロマチンの化学触媒駆動性位置選択的ヒストンアシル化

Synthetic Posttranslational Modifications: Chemical Catalyst-Driven Regioselective Histone Acylation of Native Chromatin

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資料名：
巻： 139 号： 22 ページ： 7568-7576 発行年： 2017年06月07日
JST資料番号： C0254A ISSN： 0002-7863 CODEN： JACSAT 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

天然クロマチンの位置選択的なヒストンの翻訳後修飾のための合成触媒4-(ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP)-SHを開発し,その評価を行った。アセチルドナー側のアセチル-CoAが修飾しやすいことに注目して,既知の求核性アシル転位触媒であるDMAPを採用した。DMAPのチオール-チオエステル交換の促進を目的として,メルカプトメチル基をDMAPの2位に導入したDMAP-SH(DSH)を合成した。DSHは組換えヌクレオソームおよび天然クロマチンの双方におけるヒストンのリジン残基におけるPTMを促進した。潜伏期関連核抗原によるヒストンH2Bリジン-120のアシル化をDSHによって促進すると,それらクロマチン中のヌクレオソーム内相互作用が減少し,高次クロマチン構造が変化した。この高次クロマチン構造の変化はヒストンアセチル化によってさらに増強された。DSHは一選択的PTMのための触媒として有用であると結論付けた。

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蛋白質・ペプチド一般 , 分子構造 , ピリジンのその他の縮合誘導体 , 均一系触媒反応

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