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J-GLOBAL ID:201702244018644500   整理番号:17A1363161

北海道東部の阿寒国立公園におけるエンレイソウ属(Trillium)個体群に及ぼすニホンジカ(Cervus nippon)と矮性竹(Sasa senanensis)の影響

Effects of Sika Deer (Cervus nippon) and Dwarf Bamboo (Sasa senanensis) on Trillium Populations in Akan National Park, Eastern Hokkaido, Japan
著者 (3件):
資料名:
巻: 32  号:ページ: 423-431  発行年: 2017年 
JST資料番号: U0708A  ISSN: 1442-1984  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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エンレイソウ属種と他の種間の競争は森林植生に及ぼすシカ類の影響の指標としてのエンレイソウ属種の有用性を変える可能性がある。エンレイソウ属種(T.camschatcenseとT.tschonoskii)がエンレイソウ属の個体群と競争する矮性竹(Sasa senanensis)の存在下でのニホンジカ(Cervus nippon)の影響の適切な指標でありえるかについて評価するために,著者らは,北海道東部の阿寒国立公園におけるシカ類放逐区域(シカ類が1995年以降放逐された)と柵無しの管理区域で大型生育段階のエンレイソウ属植物の大きさ分類,シカ類固形飼料の存在の頻度およびS.senanensisの被覆度について検討した。累積リンク混合モデル(CLMM)の結果は,シカ放逐区域での大きさ分類がシカを放牧無しでさえ競争する下層種によって影響を受けることを示唆している。柵無しの管理区域についてのCLMM結果は,C.nipponがエンレイソウ属個体群の大きさ分類に負の影響を与えるが,この負の影響はS.senanensis被覆の増加に伴って弱くなったことを示唆している。このように,S.senanensisはC.nipponにとってエンレイソウ属植物を検出することを難しくしている厄介な隣人として機能する可能性がある。著者らは,エンレイソウ属種の大きさ分類構造が,疎または中程度のS.senanensis属下層下でC.nipponの有用な指標となりえるが,C.nipponの牧草地の放牧効果が弱まっているため,これらの指標を高密度のS.senanensis下層下では使用することは難しいと結論付けた。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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異種生物間相互作用 
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