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J-GLOBAL ID：201702245616732764   整理番号：17A0054611

大規模更新への高耐久プレキャストPC床版の研究開発と社会実装

著者 (1件)： 鳥居和之 (金沢大 理工研究域)
資料名： 川田技報(CD-ROM)  (Kawada Technical Report (CD-ROM))
巻： 36  ページ： ROMBUNNO.KIKORONSETSU  発行年： 2017年01月01日 
JST資料番号： L2423B  ISSN： 2433-6068  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 首都高速道路や阪神高速道路では,RC床版の主要な劣化原因は疲労だが,地方道路橋では,大型車の通行が少なく,疲労がRC床版の直接の劣化原因になることが少ない。一方,北陸地方などの積雪寒冷地では,凍結防止剤(NaCl)が大量に散布されるので,アルカリシリカ反応(ASR)と塩害による鋼材腐食,山間部では凍害が加わった形での複合的な劣化現象が発生している。近年,北陸地方では,ASRと塩害による劣化対策として,フライアッシュコンクリートの活用が地域全体で推進されており,プレテンション式PC橋梁の実用化が既に完了している。本稿では,北陸地方における道路橋RC床版のASRと塩害による複合的劣化の特徴,およびフライアッシュコンクリートを使用した高耐久プレキャストPC床版の研究開発の経緯について記した。

シソーラス用語： 高速道路 ,  道路橋 ,  *スラブ ,  *劣化 ,  北陸地方 ,  積雪寒冷地 ,  *凍結防止剤 ,  *アルカリ骨材反応 ,  塩害 ,  金属腐食 ,  凍害 ,  *コンクリート ,  *フライアッシュ ,  実態調査
準シソーラス用語： *RC床版 ,  *アルカリシリカ反応 ,  *フライアッシュコンクリート ,  押抜きせん断試験 ,  鋼材腐食 ,  床版取替 ,  北陸自動車道 ,  劣化実態調査 ,  劣化対策

分類 (1件)： コンクリート橋,その他の材料を用いた橋  (RC06030U)

引用文献 (5件)：

• 前島拓,子田康弘,岩城一郎 他5名:アルカリシリカ反応が道路橋RC床版の耐疲労性に及ぼす影響, 土木学会論文集 E2, Vol.72, No.2, pp.126-145, 2016.
• プレストレストコンクリート工学会:更新用プレキャスト PC 床版技術指針, 2016.
• 山村智,桜田道博,小林和弘,鳥居和之 : フライアッシュコンクリートの PC 橋梁への適用に関する実用化研究,プレストレストコンクリート,Vol.57, No.5, pp.46-53, 2015.
• 北陸電力株式会社:北陸地方におけるコンクリートへのフライアッシュの有効利用促進検討委員会 報告書(富山 ・ 石川 ・ 福井), 2013.
• 奥村征史,浜田純夫,松尾栄治,野村貞広:PC 床版の押抜きせん断耐力評価式に関する一考察,コンクリート工学年次論文報告集,Vol.21,No.3, pp.559-564,1999.

タイトルに関連する用語 (7件)： 大規模 ,  更新 ,  高耐久 ,  プレキャストPC床版 ,  研究 ,  開発 ,  社会実装