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J-GLOBAL ID：201702245876835706   整理番号：17A1406875

酸素欠陥オルト亜クロム酸塩周辺での局所的濃縮により誘導された,Cr^IV-Cr^V混合原子価YCr_1-xP_xO_4-δの低温酸素貯蔵

Low-Temperature Oxygen Storage of Cr^IV-Cr^V Mixed-Valence YCr_1-xP_xO_4-δ Driven by Local Condensation around Oxygen-Deficient Orthochromite

著者 (12件)： AOKI Yoshitaka (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  AOKI Yoshitaka (JST-PRESTO, Kawaguchi, JPN) ,  KURODA Kosuke (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  HINOKUMA Satoshi (Kumamoto Univ., Kumamoto, JPN) ,  HINOKUMA Satoshi (JST-PRESTO, Kawaguchi, JPN) ,  KURA Chiharu (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  ZHU Chunyu (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  TSUJI Etsushi (Tottori Univ., Tottori, JPN) ,  NAKAO Aiko (RIKEN, Saitama, JPN) ,  WAKESHIMA Makoto (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  HINATSU Yukio (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  HABAZAKI Hiroki (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 139  号： 32  ページ： 11197-11206  発行年： 2017年08月16日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 近年,エネルギーや環境対策の観点から,酸素貯蔵物質は多大の関心を集めている。本稿では,YCr_1-xP_xO_4-δの酸素貯蔵能と関連する欠陥構造について検討した。50°Cから600°Cまでの温度域での可逆的な酸素貯蔵と放出挙動について,熱重量分析とin situX線分光法を用いて調べた。YCr_1-xP_xO₄は,大気雰囲気下で,加熱により,Cr^VからCr^IVへ還元されるとともに,酸素放出を開始し,一方,還元された,YCr_1-xP_xO_4-δ相は,冷却により,再酸化されて元来の化学量論相を回復した。YCr_1-xP_xO_4-δ相は,多面体の形成により安定化された。結局,YCr_1-xP_xO₄の高い酸素貯蔵能は,Cr^V/Cr^IV系の高いレドックスポテンシャルと,マトリックス中に包埋された亜クロム酸塩の安定化の両方により実現した。

シソーラス用語： クロム酸塩 ,  *点欠陥 ,  混合原子価 ,  *貯蔵 ,  X線分光法 ,  熱重量分析 ,  酸素発生 ,  加熱 ,  冷却 ,  繰返し試験 ,  *イットリウム化合物 ,  *クロム化合物 ,  *リン酸塩 ,  構造
準シソーラス用語： 欠陥構造 ,  *酸素欠陥 ,  *酸素貯蔵

分類 (2件)： 塩  (CD01050V) ,  エネルギー貯蔵  (LC02000F)

タイトルに関連する用語 (8件)： 酸素欠陥 ,  クロム酸塩 ,  周辺 ,  濃縮 ,  誘導 ,  混合原子価 ,  低温 ,  酸素貯蔵