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J-GLOBAL ID：201702246078920605   整理番号：17A1763039

大気中における微小粒子状物質(PM_2.5)汚染の現状と対策-第3回 PM_2.5に係る越境汚染と低減対策の課題-

著者 (3件)： 坂本和彦 (日本環境衛生セ アジア大気汚染研究セ) ,  高橋克行 (日本環境衛セ) ,  工藤慎治 (滋賀県大 環境科学)
資料名： 環境と測定技術
巻： 44  号： 11  ページ： 3-12  発行年： 2017年11月20日 
JST資料番号： Y0029A  ISSN： 0285-3051  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 連載の大気中微小粒子状物質PM_2.5汚染に関する技術解説である。今回は,植物起源VOC由来の二次生成,及び,越境汚染,都市汚染について解説した。関東内陸部におけるPM_2.5中のバイオマス由来の有機分子マーカーについて,大気中濃度の経日変動を示し,光化学的な二次生成の示唆があることと,PM_2.5・炭素成分の起源別解析事例について詳細に説明している。中国では,経済発展に伴い,工業化と自動車交通増加から大気汚染が進む段階において,それに先駆けること30年前に日本が経験した激甚公害の教材を学ぶことなく,大気汚染を続けている。この中国からの越境汚染について,都市汚染との比較などを示しつつ,越境汚染問題への注意喚起について解説している。

シソーラス用語： *PM2.5 ,  *浮遊粒子状物質 ,  濃度 ,  *越境汚染 ,  公害対策 ,  揮発性有機化合物 ,  大気汚染 ,  環境汚染 ,  バイオマス由来 ,  *越境汚染対策 ,  *越境大気汚染 ,  公害 ,  大気中濃度 ,  *生物起源揮発性有機化合物 ,  *大気汚染物質
準シソーラス用語： VOC【化合物】 ,  *生物起源VOC ,  微小粒子状物質

分類 (3件)： 大気汚染一般  (SB03010B) ,  粒状物調査測定  (SB03060E) ,  気圏環境汚染  (SB03020M)

引用文献 (21件)：

• Sasaka, K., Wang, Q., Sakamoto, K., Asian J. Atmos. Environ., 11, 165-175 (2017).
• 佐坂公規,米持真一,長谷川就一,梅沢夏美,松本利恵,野尻喜好,王青躍,坂本和彦,第58回大気環境学会講演要旨集,p.371,2017.
• Morino, Y., Takahashi, K., Fushimi, A., Tanabe, K., Ohara, T., Hasegawa, S., Uchida, M., Takami, A., Yokouchi, Y., Kobayashi, S., Environ. Sci. Technol., 2010, 44, 8581-8586.
• 高橋克行,伏見暁洋,森野悠,飯島明宏,米持真一,速水洋,長谷川就一,田邊潔,小林伸治,大気環境学会誌,46,156-163(2011).
• Fushimi, A., Wagai, R., Uchida, M., Hasegawa, S., Takahashi, K., Kondo, M., Hirabayashi, M., Morino, Y., Shibata, Y., Ohara, T., Kobayashi, S., Tanabe, K., Environ. Sci. Technol., 2011, 45, 6784-6792.

タイトルに関連する用語 (6件)： 大気中 ,  微小粒子状物質 ,  汚染 ,  現状 ,  対策 ,  越境汚染