抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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3次元プラズモニックギャップ導波路からなるスリット型バンドパスフィルタ(BPF)を応用した波長分波器を提案する。はじめに,3次元スリット型BPFの透過特性を評価する。2次元構造と比べ3次元構造では透過ピークより長波長側に不要な透過が生じ,良好なバンドパス特性が得られないことを指摘する。そこでまず,透過ピークの出力を上昇させるためスリット部に誘電体を挿入する。さらに,長波長側の不要透過を低減させるため金属膜を厚く選びバンドパス領域を狭帯域化する。次に,波長1.31と1.55μmを取り出すため,フィルタのスリット長を調節する。その後,得られた2つのフィルタを並列に配置した波長分波器を構成し,2つの出力ポートからの波長特性を評価する。1.31μmではポート間で18.9dBのセパレーションが得られるものの,1.55μmではセパレーションが9.8dBとなり信号の分離が不十分であることを示す。そこで最後に,ポート間のセパレーションの改善を目的とし,減衰極となるスタブを波長分波器に導入する。1.55μmでのポート間のセパレーションが9.8dBから32.7dBに改善されることを見出す。(著者抄録)