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J-GLOBAL ID：201702250256069041   整理番号：17A1619448

新規質量分析法を用いた不均一ラジカル反応機構の研究

Mass Spectrometric Study on Heterogeneous Radical Reactions

著者 (1件)： 江波進一 (国立環境研究所)
資料名： Molecular Science (Web)  (Molecular Science (Web))
巻： 11  号： 1  ページ： A0090(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0074A  ISSN： 1881-8404  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 重要な大気過程及び環境過程には水界面でのラジカル/原子反応が関与している。しかし,急速な界面ラジカル反応の中間体をその場測定する実験的手法が無いため,界面ラジカル/原子反応のメカニズムは完全には理解されていない。本研究では,気液界面においてヒドロキシルラジカル,ヨウ素原子,クリーギー中間体により開始される,大気に関係するカルボン酸や人体の肺上皮被覆液の抗酸化物質を含めた様々な水中の化学種の急速な反応の生成物及び中間体を,新たに開発した質量分析計により周辺環境下で検出する。不均一反応に関する界面に特有のメカニズムを提唱する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *不均一系反応 ,  気液界面 ,  *ラジカル反応 ,  エアロゾル ,  PM2.5 ,  ヒドロキシルラジカル ,  反応中間体 ,  ハロゲン ,  質量分析 ,  その場観察 ,  大気中
準シソーラス用語： Criegee中間体 ,  界面反応 ,  大気エアロゾル

著者キーワード (10件)： interface ,  aerosol ,  radical ,  atmospheric chemistry ,  toxicology ,  interface ,  aerosol ,  radical ,  atmospheric chemistry ,  toxicology

分類 (3件)： 原子とラジカルの反応  (CB06030C) ,  対流圏・成層圏の地球化学  (DD01020P) ,  大気汚染一般  (SB03010B)

引用文献 (62件)：

• (1) George, I. J.; Abbatt, J. P. D. Nat. Chem. 2010, 2, 713-722.
• (2) Pöschl, U.; Shiraiwa, M. Chem. Rev. 2015, 115, 4440-4475.
• (3) Park, J. H.; Ivanov, A. V.; Molina, M. J. J. Phys. Chem. A 2008, 112, 6968-6977.
• (4) Enami, S.; Hoffmann, M. R.; Colussi, A. J. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 2008, 105, 7365-7369.
• (5) Enami, S.; Hoffmann, M. R.; Colussi, A. J. Chem. Res. Toxicol. 2009, 22, 35-40.

タイトルに関連する用語 (4件)： 質量分析法 ,  不均一 ,  ラジカル反応 ,  研究