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J-GLOBAL ID:201702257460284068   整理番号:17A1221474

神奈川県内の河川底質におけるアルキルフェノール及びビスフェノールAの分配性と底生生物のリスク評価

Partitioning of Alkylphenol and BPA between River Sediment and Water to Estimate their Risks on Benthic Organisms in Kanagawa Prefecture
著者 (1件):
資料名:
巻: 27  号:ページ: 39-53  発行年: 2017年09月19日 
JST資料番号: L1101A  ISSN: 0917-2408  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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アルキルフェノール及びビスフェノールA(BPA)は,比較的疎水性が高いため,環境影響,特に,底生生物に対する影響が懸念されている。本研究では,神奈川県内のアルキルフェノール及びBPAの分配挙動を明らかにし,底生生物に対するリスクを推定することを目的とした。実験で得られた底質の固相率(Fsolidsed)は0.43~0.54m3/m3の範囲であった。底質固体の密度(RHOsolid)は1,900~3,300kg/m3であった。上流域の底質粒子は,下流域の底質粒子より大きさが大きかった。溶出試験で得られた水溶液のpHは,6.6~7.5の範囲であった。これらの値とアルキルフェノール及びBPAの分配性に有意な関連性はなかった。実験で得られた底質の固相成分と水との分配係数(Kp(exam))は,底質の強熱減量が高いほど高くなり,両者の間に有意な相関があった。4tOPの底質における無影響濃度(PNECsed)については,ユスリカの毒性値28,000μg/kg-dryを不確実係数(UFs)100で除して280μg/kg-dryが得られた。4NPのPNECsedについては,ユスリカの毒性値21,000μg/kg-dryをUFs 100で除して210μg/kg-dryが得られた。BPAのPNECsedについては,ミミズの毒性値22,000μg/kg-dryをUFs 50で除して440μg/kg-dryが得られた。4tBPについては,底質の有害性データは得られなかったため,Kp(exam),RHOsolid,Fsolidsed及びPNECwaterから推計した。4tBPのPNECsedは,33~810μg/kg-dryの範囲であった。PNECsedと測定した環境濃度により神奈川県内の底生生物についてスクリーニング的に環境リスク評価をしたところ,本研究で対象としたアルキルフェノール及びBPAについては,現時点では底生生物に悪影響を及ぼすことはないと考えられた。(著者抄録)
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