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J-GLOBAL ID:201702259718703712   整理番号:17A0933100

13耕作年にわたる水田の蒸発散量

Evapotranspiration in a rice paddy field over 13 crop years
著者 (10件):
資料名:
巻: 73  号:ページ: 109-118(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: X0731A  ISSN: 0021-8588  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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水田の蒸発散量(ET)は過去半世紀にわたって研究されてきたが,水稲ET研究の長い歴史にもかかわらず,その年々変動についてはあまり知られていない。本研究では,日本で最も長くモニタリングを継続してきた地点の1つで,13年間(2002~2014年)の栽培期間中の水田におけるETを評価した。各々の生育期(移植後120日)ごとに評価された累積ETは,419±45SD(標準偏差)mm/シーズン(3.5mm d-1)であり,エネルギーバランスが強制的に崩れたときは534±64mm/シーズン(4.4mm d-1)に増加した。本研究では,ETは最大可能蒸発量(EP)によって限定される気象条件と相関していることと,季節性ET/EP(変動係数(CV)=4.6%)の年々変動はET(CV=10.7%)の変動の半分以下であったことを明らかにした。ほとんどの年において,季節的ETは,EPから評価されるもの及び極端に暖かい及び寒い夏の両方を経験した年次を含む全体平均ET/EP(=0.89)として合理的な評価が行われた。しかしながら,評価中に見られた誤差では2008年(高降水量を経験した)および2012年(葉面積指数が極端に低いことが特徴)に比較的大きいものがあった。季節的ET/EPは長期間にわたり変化は比較的少なかったものの,ETとET/EPの両方の季節的な傾向は年によって大きく異なった。ET/EPの年々変動は,水稲の熟成ステージ(移植後91~120日)の時期に特に高かった。この生育ステージにおいてET/EPは降水量とよく相関しており,その変動は水稲がトラップした雨滴からの蒸発に起因している可能性が指摘された。水稲の成熟ステージの降水に伴うET/EPの変動は,季節的ET/EPの年々変動の21%を占めた。(翻訳著者抄録)
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著者キーワード (4件):
分類 (2件):
分類
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農業気象  ,  稲作 
引用文献 (57件):
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