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J-GLOBAL ID:201702261125940745   整理番号:17A0431916

S=1/2カゴメ格子反強磁性体CaCu3(OH)6Cl20.6H2O単結晶における二重磁気励起を持つ異常な磁気状態

Unusual Magnetic State with Dual Magnetic Excitations in the Single Crystal of S=1/2 Kagome Lattice Antiferromagnet CaCu3(OH)6Cl2 0.6H2O
著者 (14件):
資料名:
巻: 86  号:ページ: 033704.1-033704.5  発行年: 2017年03月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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S=1/2カゴメ格子反強磁性体の候補であるCaCu3(OH)6Cl20.6H2Oの単結晶を作成することに成功した。化合物の磁気的性質は,最近接反強磁性相互作用J1,および,六角形間の次最近接強磁性相互作用J2と反強磁性相互作用Jdにより支配される。これは,関連する化合物であるカペラス石とアタカマ石とは異なっている。磁気感受率は,ab面内では13K以下で急激に増大しT*=7.2Kで異常なカスプを示す一方,c軸に沿っては,T*以下で緩やかな増大を示すのみである。T*で検出された熱容量の小さなピークは,磁気相転移が起こったことを示している。2次元スピン波成分と温度線形項を仮定することにより,低温磁気熱容量を再現した。スピン波からの寄与は,短距離秩序領域におけるマグノン励起を示唆するが,一方で,この絶縁体化合物のH=0Tでの5.9mJ/(Cu-mol・K2)の比較的大きな温度線形項は,T*以下で異常な準粒子励起が存在することを示唆する。それらは,このS=1/2カゴメ格子反強磁性体の基底状態の異常性を明白に明らかにしている。(翻訳著者抄録)
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その他の無機化合物の磁性 
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