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J-GLOBAL ID：201702262613394385   整理番号：17A1898887

低スピンCo³⁺を有するペロブスカイト型InCoO₃ 希土類系列と比較した構造安定化に対するIn-O共有結合性の効果

Perovskite-Type InCoO₃ with Low-Spin Co³⁺: Effect of In-O Covalency on Structural Stabilization in Comparison with Rare-Earth Series

著者 (12件)： FUJITA Koji (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KAWAMOTO Takahiro (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  YAMADA Ikuya (Osaka Prefecture Univ., Osaka, JPN) ,  HERNANDEZ Olivier (Univ. de Rennes 1, Rennes, FRA) ,  AKAMATSU Hirofumi (Tokyo Inst. of Technol., Yokohama, JPN) ,  KUMAGAI Yu (Tokyo Inst. of Technol., Yokohama, JPN) ,  OBA Fumiyasu (Tokyo Inst. of Technol., Yokohama, JPN) ,  MANUEL Pascal (STFC Rutherford Appleton Lab., Oxon, GBR) ,  FUJIKAWA Ryo (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  YOSHIDA Suguru (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  FUKUDA Masayuki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  TANAKA Katsuhisa (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Inorganic Chemistry  (Inorganic Chemistry)
巻： 56  号： 18  ページ： 11113-11122  発行年： 2017年09月18日 
JST資料番号： C0566A  ISSN： 0020-1669  CODEN： INOCAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 非希土類ペロブスカイト亜コバルト酸塩InCoO₃と希土類ペロブスカイト亜コバルト酸塩ScCoO₃とを合成し,結晶構造および磁気基底状態を検討した。従来のデータも含めてACoO₃ペロブスカイト(A=In,Sc,Y,Pr~Lu)を総合的に検討し,InCoO₃の安定化が希土類ACoO₃の安定化とは異なる機構により安定なPnma相となると考えた。詳細な構造解析と第一原理計算との組合せによってInCoO₃の特異性は八面体チルトを伴うA-部位カチオン変位に起因することを示した。CoO₆八面体ネットワークが高度にチルトしているにも拘らずIn-O共有結合性がIn³⁺の変位に対する抵抗性を強めていた。InCoO₃およびScCoO₃は300Kより低温で低スピンCo³⁺を有する反磁性体であった。

シソーラス用語： *ペロブスカイト型結晶 ,  *コバルト化合物 ,  *酸化物 ,  *インジウム化合物 ,  共有結合 ,  結晶構造 ,  磁気的性質 ,  スカンジウム化合物

分類 (3件)： 金属酸化物及び金属カルコゲン化物の結晶構造  (BK07020Y) ,  酸化物結晶の磁性  (BM06050E) ,  塩基,金属酸化物  (CD01030Z)

タイトルに関連する用語 (5件)： ペロブスカイト ,  希土類 ,  系列 ,  安定化 ,  共有結合