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J-GLOBAL ID：201702266455161468   整理番号：17A0147230

科学研究の役立て方

著者 (6件)： 植田憲一 (電通大 レーザー新世代研究セ) ,  植田憲一 (大阪大 レーザーエネルギー学研究セ) ,  植田憲一 (浜松ホトニクス) ,  植田憲一 (豊田理化学研) ,  植田憲一 (JST-さきがけ) ,  植田憲一 (Inst. of Applied Physics, RAS)
資料名： 光技術コンタクト  (Optical and Electro-Optical Engineering Contact)
巻： 55  号： 1  ページ： 26-33  発行年： 2017年01月20日 
JST資料番号： S0624A  ISSN： 0913-7289  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ノーベル賞受賞者は異口同音に基礎科学の重要性を訴えている。大隅先生の「役に立ついう言葉が,この社会を駄目にしていると思う」という言葉を手がかりに,科学研究が役に立つという意味について検討した。LIGOによる重力波の検出の例において,実際の重力波信号解析から,基礎科学の重要性を説明した。次に,重力波天文学が生み出した光学技術として,研究用超高性能反射鏡の開発や,新しいセラミックレーザおよび高出力ファイバーレーザ技術を述べた。最後に「役に立つ研究」の長所と短所を述べた。人材を育成するには,若手研究者に大きな研究課題に挑戦する機会を与え,研究の進展の中で新しい課題を発見し発展させることが必要である。

シソーラス用語： *応用研究 ,  固体レーザ ,  セラミック ,  ファイバレーザ ,  研究者 ,  信号解析 ,  オプトエレクトロニクス ,  研究開発 ,  反射鏡 ,  天文学 ,  *重力波【相対論】 ,  *観測所 ,  *レーザ干渉計 ,  *LIGO ,  セラミックレーザ ,  *科学研究
準シソーラス用語： 若手研究者

分類 (2件)： 研究開発  (AA03000V) ,  重力理論の実験的試験及び観測  (BA07040Q)

引用文献 (12件)：

• LIGO: www.ligo.caltech.edu/
• 中村卓志, 重力波天文学とその周辺, 平成2年度科学研究費補助金 重点領域研究成果報告書 (1991).
• 中村卓志, 最後の一秒間, http://www.gw.hep.osaka-cu.ac.jp/GRforPublic/
• B. P. Abbott et al. (LIGO Scientific Collaboration and Virgo Collaboration), Observation of Gravitational Waves from a Binary Black Hole Merger, Phys. Rev. Lett., 116, 061102 (2016)
• T. Kinugawa, K. Inayoshi, K. Hotokezaka, D. Nakauchi, T. Nakamura, NMRAS, 442, 2963 (2014).

タイトルに関連する用語 (2件)： 科学 ,  研究