抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本稿は,吉沢八景選定プロジェクトからみる都市近郊の里地里山地域における子ども達の景観認識について報告した。先ず,地域固有の景観や風土を重視した,住民主体の景観まちづくりが各地で近年活発化していること,本研究では,「吉沢八景選定プロジェクト」において,都市近郊の里地里山地域に居住する小学5年生~中学2年生の児童・生徒(以下,子ども達)が応募した,吉沢八景に推薦したい景観とその推薦理由を分析することで,都市近郊の里地里山地域における子ども達の景観認識を把握することを目的とすること等を報告した。次に,吉沢地区及び「吉沢八景選定プロジェクト」,地元小学校の児童及び地元中学校の生徒からの応募,研究方法を報告した。最後に,まとめとして,本研究では,吉沢地区周辺に居住する子ども達が,「吉沢八景選定プロジェクト」において,どのような景観をどのような認識に基づいて応募したのか,応募景観の記述から把握を図り,都市近郊の里地里山地域における子ども達の景観認識を探ったこと,子ども達は,生活景観の中から,一般社会からも認識される「桜」「富士山」や,ランドマークとして認識されやすい「Y小学校」,地区の象徴として考えられる「霧降りの滝」の景観を八景としてよく応募すること等を報告した。