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J-GLOBAL ID：201702270891717224   整理番号：17A1619243

せん断スパン比とせん断補強鉄筋比の異なるT形RCはりのせん断耐荷機構

SHEAR RESISTANCE MECHANISM AND SHEAR CAPACITY OF RC T-BEAMS WITH VARIOUS SHEAR SPAN RATIO AND SHEAR REINFORCEMENT RATIO

著者 (3件)： 中村麻美 (東京工業大学大学院 理工学研究科土木工学専攻) ,  中村拓郎 (東京工業大学 環境・社会理工学院 土木・環境工学系) ,  二羽淳一郎 (東京工業大学 環境・社会理工学院 土木・環境工学系)
資料名： 土木学会論文集 E2(材料・コンクリート構造)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. E2 (Materials and Concrete Structures) (Web))
巻： 73  号： 3  ページ： 337-347(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0203A  ISSN： 2185-6567  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： T形RCはりのせん断耐荷機構を明らかにすることを目的に,せん断スパン比とせん断補強鉄筋比の異なるT形RCはりの静的曲げ載荷試験を行った.その結果,T形RCはりのせん断耐力はフランジ幅を無視したせん断耐力の計算値を上回り,せん断スパン比が小さいほど圧縮フランジの存在によるせん断耐力の増加が大きくなることを確認した.また,せん断スパン比によってウェブと圧縮フランジの斜めひび割れの連続性が異なることを明らかにした.さらに,支点直上の引張鉄筋のひずみを用いてビーム機構とアーチ機構の負担するせん断抵抗を検討した結果,T形RCはりでは最大荷重時にアーチ機構が負担するせん断抵抗が矩形はりと比較して大きくなること,せん断補強鉄筋の配置間隔が広いほどビーム機構によるせん断抵抗が失われやすくなることを示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *鉄筋コンクリート構造 ,  *T形梁 ,  *剪断強さ ,  補強筋 ,  比率 ,  曲げ荷重 ,  載荷試験 ,  耐荷力 ,  アーチ作用
準シソーラス用語： *RC梁 ,  アーチ機構 ,  鉄筋比 ,  剪断スパン比

著者キーワード (4件)： T-beam ,  shear resistance mechanism ,  shear span ratio ,  shear reinforcement ratio

分類 (1件)： コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (9件)：

• 1) Pansuk, W. and Sato, Y. : Shear mechanism of reinforced concrete T-beams with stirrups, Journal of Advanced Concrete Technology, Vol. 5, No. 3, pp. 395-408, 2007.10
• 2) 岡本大,谷村幸裕,渡辺忠朋,藤田郁美:T形断面を有するRC梁のせん断耐力の評価,コンクリート工学年次論文集,Vol. 26,No. 2,pp. 331-336,2004.7
• 3) Park, R. and Paulay, T. : Reinforced Concrete Structures, John Wiley & Sons, New York, pp. 278-287, 1975.7
• 4) 中村英佑,渡辺博志:せん断補強鉄筋を有するRCはりのせん断耐荷機構に関する一考察,構造工学論文集A,Vol. 54A,pp. 731-741,2008.3
• 5) 木野淳一,山田章史,築嶋大輔,石橋忠良:T形断面および矩形中空断面RC梁のせん断耐力に関する実験的研究,土木学会論文集E2,Vol. 70,No. 1,pp. 44-55,2014.2

タイトルに関連する用語 (5件)： せん断スパン比 ,  せん断補強鉄筋 ,  T形 ,  RCはり ,  せん断