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J-GLOBAL ID：201702271702942532   整理番号：17A0571053

営業車両を用いた輪重・横圧測定技術

著者 (3件)： 大野寛之 ((独)自動車技術総合機構 交通安全環境研究所) ,  品川大輔 (新日鐵住金(株)) ,  谷本益久 (東京地下鉄(株))
資料名： 計測と制御  (Journal of the Society of Instrument and Control Engineers)
巻： 56  号： 2  ページ： 117-122(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： F0131A  ISSN： 0453-4662  CODEN： KESEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄道車両の乗り上がり脱線に対する走行安全性を測る指標として,脱線係数が用いられる。この脱線係数は,台車の先頭軸の曲線外軌側車輪に加わる垂直方向の力(輪重:P)と水平方向の力(横圧:Q)の比(Q/P)で表される。脱線係数の測定には,PQ輪軸を通常の車輪軸と履き替えて用いる必要があるが,ブレーキによる制動熱の影響を受ける為に営業車両に搭載する事は困難であった。脱線係数測定の為に,PQ輪軸を使用せずに,非接触センサにより輪重・横圧の測定が可能な,PQモニタリング台車を開発した。なお,これは営業車両に搭載可能である。本稿では,その開発経緯と取得データの活用方策を紹介した。

シソーラス用語： *職務 ,  *鉄道車両 ,  *輪重 ,  *圧力 ,  *計測 ,  *技術 ,  脱線 ,  安全性 ,  係数 ,  台車 ,  車軸 ,  ブレーキ ,  非接触測定 ,  センサ
準シソーラス用語： *営業 ,  *横圧 ,  乗り上がり脱線 ,  走行安全性 ,  脱線係数

著者キーワード (10件)： 輪重 ,  横圧 ,  脱線係数 ,  状態監視 ,  台車 ,  wheel load ,  lateral force ,  derailment coefficient ,  Condition monitoring ,  bogie

分類 (4件)： 鉄道車両用機器  (QH02030G) ,  信号,保安  (TC01040Y) ,  力,仕事量,圧力,摩擦の計測法・機器  (AD05050V) ,  質量,密度,比重の計測法・機器  (AD05030Z)

引用文献 (4件)：

• 1) 石田弘明:鉄道車両の走行安全性評価~輪重,横圧,脱線係数の計測~,計測と制御,45-9, 808/814 (2006)
• 2) 大野寛之,松本 陽,佐藤安弘,清水 忠,留岡正男,松本耕輔,谷本益久,佐藤與志:PQ輪軸を用いない車輪/レール接触力の測定方法,日本機械学会論文集C編,77-774, 147/155 (2011)
• 3) 運輸省事故調査検討会:帝都高速度交通営団日比谷線中目黒駅構内列車脱線衝突事故に関する調査報告書 (2000)
• 4) 松本耕輔,留岡正男,加部直治,野村 仁,須田義大,小峰久直,中居拓自,谷本益久,岸本康史:営業線における車輪/レール間摩擦特性制御:摩擦調整材噴射装置の開発から営業線走行まで,日本機械学会論文集 C編,70-695, 2048/2053 (2004)

タイトルに関連する用語 (3件)： 営業 ,  輪重 ,  圧測定