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J-GLOBAL ID:201702271723509800   整理番号:17A0389698

タイ中央部の硫酸塩鉱床の特徴

Characterization of sulfate mineral deposits in central Thailand
著者 (9件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: ROMBUNNO.12175  発行年: 2017年 
JST資料番号: U0525A  ISSN: 1440-1738  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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タイ中央部のナコンサワン北東部に位置する硫酸塩鉱床の岩石学的・地球化学的データを呈示し,それらの年代について新たな制約を呈示した。この鉱床は,上部は主として強く変形した団塊状および塊状の石膏から成り,下部は変形の少ない層状の硬石膏から成る。これらには安山岩質の岩脈が貫入し,それに含まれるジルコンは中期三畳紀(ca 240Ma)の年代を示す。これらの貫入岩は前期から中期三畳紀のスコタイ弧の地域的なマグマ活動に関連したものと考えられる。硫酸塩の硫黄(δ34S)とストロンチウム(87Sr/86Sr)の同位体比は,それぞれ15.86‰~16.26‰,0.70810~0.70817の範囲である。これらの値を顕生代の海水の同位体的な進化曲線と比較したところ,石炭紀,特にミシシッピアン亜紀の後期(ca 326Ma)の海水から沈殿した硫酸塩の値と一致し,この地域周辺に露出する石灰岩中の石灰質化石についてのこれまでの研究と整合的である。石炭紀のサープコピアン期にKhao Khwangプラットフォームの浅いラグーン又は陸棚の上で高塩海水から蒸発岩的な石膏が初生的に沈殿し,その石膏が埋没の初期に硬石膏に変化した,と解釈される。この硬石膏は安山岩質の岩脈によって三畳紀中期に切断され,より近年になってその上部が水和によって二次的に石膏が再晶出した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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非金属鉱床  ,  岩石圏の地球化学一般 
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