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J-GLOBAL ID：201702274463220521   整理番号：17A1224745

津波による微視的な海底地形変化に関する研究

STUDY ON BATHYMETRY CHANGES IN THE LOWER REGIME BY TSUNAMI

著者 (7件)： 小田圭祐 (五洋建設(株)技術研究所) ,  前田勇司 (五洋建設(株)技術研究所) ,  西浦泰介 (国立研究開発法人海洋研究開発機構) ,  野村瞬 (国立研究開発法人海洋研究開発機構) ,  泉典洋 (北海道大学工学研究院 河川・流域工学研究室) ,  西畑剛 (五洋建設(株)技術研究所) ,  阪口秀 (国立研究開発法人海洋研究開発機構)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_660-I_665(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 津波が来襲したとき,その大きな掃流力や乱れによって大量の海底土砂が輸送される.これまでに津波による海底土砂輸送量に関する研究や地形変化に関する研究は数多くなされているが,河床変化や波による海底地形変化のような微視的な地形変化に関する研究や,津波フロントや後続波といったイベントごとの地形変化に着目した例は少ない.そこで,本研究では津波到達時から後続波による砂漣形成初期までの地形変化の形態を把握し,津波外力規模と砂漣の形成,消失との関係を明らかにすることを目的とし,移動床水理模型実験を行った.その結果,比較的流速の小さい後続波によって砂漣が形成されること,津波後続波による地形形態は河川の地形変化特性で用いられる指標と概ね一致すること,砂漣の峰には粗粒砂が多く堆積し,谷には細粒砂が堆積することなどがわかった.(著者抄録)

シソーラス用語： *津波 ,  土砂流送 ,  重量 ,  砂 ,  土壌 ,  海底 ,  *海底地形 ,  *変化 ,  砂漣 ,  *微視力学 ,  構成
準シソーラス用語： 移動床水理模型実験 ,  海底地形変化 ,  海底土砂 ,  海底土砂輸送量 ,  砂漣形成 ,  地形変化 ,  土砂

著者キーワード (4件)： Tsunami ,  ripple ,  movable-bed experiment ,  colored sand

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  海洋地質学  (DE06000F)

引用文献 (11件)：

• 1) 首藤信夫:津波による土砂の輸送,東北大学工学部津波防災実験研究報告,第6号,pp1-56,1989.
• 2) 高橋智幸,今村文彦,首藤信夫:土砂輸送を伴う津波計算法の開発,海岸工学論文集,第39巻,pp. 231-235,1992.
• 3) 高橋智幸,首藤信夫,今村文彦,浅井大輔:掃流砂量・浮遊砂間の交換砂量を考慮した津波移動床モデルの開発,海岸工学論文集,第46巻,pp. 606-610,1999.
• 4) 藤井直樹,大森政則,高尾誠,金山進,大谷英夫:津波による海底地形変化に関する研究,海岸工学論文集,第45巻,pp. 376-380,1998.
• 5) 西畑剛,田島芳満,森屋陽一,関本恒浩:津波による地形変化の検証-2004年スマトラ沖地震津波 スリランカ・キリンダ港-,海岸工学論文集,第52巻,pp. 1386-1390,2005.

タイトルに関連する用語 (3件)： 津波 ,  海底地形 ,  研究