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J-GLOBAL ID:201702275949149528   整理番号:17A0014485

保存されたピリドキサール5′-リン酸結合蛋白質YggSを欠損する大腸菌突然変異体におけるオフタルミン酸蓄積

Ophthalmic acid accumulation in an Escherichia coli mutant lacking the conserved pyridoxal 5′-phosphate-binding protein YggS
著者 (4件):
資料名:
巻: 122  号:ページ: 689-693  発行年: 2016年12月 
JST資料番号: G0535B  ISSN: 1389-1723  CODEN: JBBIF6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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大腸菌YggSは,その生化学的機能が現時点で未知である高度に保存されたピリドキサール5′-リン酸(PLP)結合蛋白質である。yggS欠損大腸菌株(ΔyggS)を用いた以前の研究は,YggSが,2-ケト酪酸(2-KB),L-2-アミノ酪酸(L-2-AB),および補酵素A(CoA)の利用可能性をPLP依存的に調節することによって,L-IleおよびL-Val代謝を制御していることを示した。本研究では,ΔyggSが,アミノ酸分析結果からは未知と判断される代謝産物を蓄積することを見出した。クロロギ酸プロピル誘導体化による化合物のLC/MSおよびMS/MS分析,ならびに共クロマトグラフィー分析により,この化合物をγ-L-グルタミル-L-2-アミノブチリル-グリシン(オフタルミン酸),すなわちグルタチオン(GSH)のL-Cys部分をL-2-ABに置き換えた類似体として同定した。また,yggS突然変異が代謝に及ぼす結果を判定する。YggSの欠損は,最初にL-2-ABの利用可能性を増加させ,次いで,細胞内にオフタルミン酸を蓄積させるとともにCoA制限をもたらす。ΔyggSバックグラウンドにおけるγ-グルタミルシステインシンテターゼおよびグルタチオンシンテターゼの発現は,最小合成培地中の細胞(約1.2nmol/mg細胞)内に高レベルのオフタルミン酸の蓄積を引き起こす。このことは,オフタルミン酸の初めての発酵生産の可能性を切り開く。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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微生物代謝産物の生産 
引用文献 (18件):

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