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J-GLOBAL ID:201702276835785037   整理番号:17A1617057

栽培環境や収穫時期の影響を受ける,日本産グレープフルーツ(Citrus paradisi)の代謝物組成

Metabolite Composition of Grapefruit (Citrus paradisi) Grown in Japan Depends on the Growing Environment and Harvest Period
著者 (5件):
資料名:
巻: 86  号:ページ: 543-551(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: F0626A  ISSN: 2189-0102  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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‘さがんルビー’は日本で初めて育成されたグレープフルーツ(Citrus paradisi)品種で,有害農薬を含まず,日持ちが良いなどの好ましい特性から食品,化粧品,その他に利用されている。グレープフルーツの望ましい品質は,用途によって異なり,果実の代謝物組成によって影響を受ける。しかし,‘さがんルビー’の代謝物組成に対する栽培環境や収穫時期の影響についてはほとんど分かっていない。そこで,無加温プラスチックハウスあるいは2014年12月~2015年4月の間で月単位で雨除けをした露地で栽培を行って果実を収穫し,果汁と果皮中の,糖,有機酸,アミノ酸のような主要代謝物の組成をGC/MSを用いて調べた。その結果,果汁と果皮から,それぞれ53及び68種類の代謝物が検出され,果汁及び果皮の両方から検出された代謝物の主成分分析の第一及び第二成分は,それぞれ栽培環境と収穫時期と関係があることが示された。温室栽培した場合と比べて,露地栽培した場合,特に3,4月収穫果の果汁はグルコース,フルクトース,スクロース,クエン酸の濃度が高かったことから,果実の甘味と酸味は栽培環境に左右されると推察された。同様に,主要代謝物(こはく酸と他の有機酸類)の含量は,露地栽培した場合の果皮で高かった。また,果汁のプロリン,フェニルアラニン,及び他のアミノ酸類含量が,12月から4月にかけて継続して上昇し,果皮中のグルコースやフルクトースなどの糖類が12月から2月にかけて徐々に低下し,2月から4月にかけてさらに低下した。以上の結果から,‘さがんルビー’の果実品質が,収穫時期によって変動することが示された。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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食品の分析  ,  果実とその加工品  ,  果樹 
引用文献 (26件):
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